【エルサルバドル戦のスタメン予想】三笘、久保、堂安を同時起用。古橋復帰で注目のCFは...

2023年06月15日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「4-1-4-1でスタート」と明言

エルサルバドル戦のスタメン予想。(C)SOCCER DIGEST

 森保ジャパンは6月15日、豊田スタジアムで開催されるキリンチャレンジカップでエルサルバドルと対戦する。

 世界的な知名度のある選手はいないものの、森保一監督が「ワールドカップで対戦した(同じ中米の)コスタリカと同等の力がある」と評した相手に、日本代表はいかにして戦うのか。スタメンを予想してみたい。

 まずフォーメーションに関しては、森保監督が前日会見で、「最終的には今日(14日)の練習で決める」としながらも、「4-1-4-1でスタートしようと現段階では思っている」と明言。その言葉通り、4-1-4-1としたが、実際は4-3-3と呼ぶほうがしっくりくる並びになるだろう。

 指揮官はメンバーに関して「昨日の練習をベースにする」とも語っており、13日のトレーニングで実施された11対11の実戦練習で「4-1-4-1」の布陣を組んだ"ビブス組"をエルサルバドル戦の先発と予測した。

 14日の練習後に取材に応じた三笘薫(ブライトン)、守田英正(スポルティング)、森下龍矢(名古屋グランパス)らもこのメンバーを念頭に話しをしていたため、大きく外れることはないだろう。

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 最も悩んだのがGKで、そのビブス組ではシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と大迫敬介(サンフレッチェ広島)がゴールを守った。時間的には長かった後者の可能性もあるが、前日練習の様子などから、3月シリーズで2試合スタメン出場した前者が先発すると見立てた。

 最終ラインは右から、豊田スタジアムに凱旋となる元名古屋の菅原由勢(AZ)、新ディフェンスリーダーの板倉滉(ボルシアMG)、カタール・ワールドカップ以来の招集となった31歳の谷口彰悟(アル・ラーヤン)、初招集の森下。森下は名古屋のホームスタジアムで代表デビューを飾ることになる。もちろん経験不足は否めないが、ベテランの谷口が左CBに入れば、アップダウンを繰り返す持ち味を安心して発揮できるだろう。

 中盤の底には、自身が「アンカーは久しぶり」と語った守田。スポルティングではボックス・トゥ・ボックス型のMFとして攻撃性能も発揮しているが、この一戦では、インサイドハーフ(あえてここではそう表現する)を活かす黒子に徹するか。

 そのインサイドハーフは右に堂安律(フライブルク)、左に旗手怜央(セルティック)。新たに10番を背負う前者は、クラブでもこのポジションではプレーしていないが、エルサルバドル戦ではボールを握れるはずで、トップ下のような役回りだと考えれば問題はないだろう。

 昨年9月の前回招集時には出番がなく、カタールW杯と3月シリーズでは悔しい招集外となった後者は、国内3冠を達成したセルティックでもこのポジションで躍動した。マルチプレーヤーとはいえ、森保ジャパンのべ―スとなっていた4-2-3-1では置き所が難しかっただけに、4-1-4-1で最も恩恵を受ける選手といっても過言ではない。

次ページCFにはポゼッションとの相性が良い上田が先発

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