マンC歓喜のパーティーで祝賀会リーダーのグリーリッシュが大はしゃぎ!ウォーカーに抱きかかえられ、空港では車椅子が提供される【現地発】

2023年06月14日 スティーブ・マッケンジー

騒ぎすぎて非難され、多くのメディアで見出しを飾る

3冠達成を果たしたシティのグリーリッシュ。(C)Getty Images

 6月10日にトルコのイスタンブールでチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行なわれた。マンチェスター・シティがインテルを1-0で下して初優勝を果たし、同時にプレミアリーグ、FAカップを含む3冠を達成した。

 シティの選手の中で、素晴らしいシーズンを送りながら、決勝ではベストパフォーマンスとはならなかったジャック・グリーリッシュだが、試合終了のホイッスルが鳴ってからというもの、イングランドでは彼が最も注目を浴びることになった。

 なぜなら、グリーリッシュは祝賀会のリーダーであるからだ。優勝から数日後、シティの選手らはマンチェスター市内をオープンバスで走り回り、お祭り騒ぎとなった。もちろん、マンチェスターという土地柄、雨は降り注いでいたが、それでも選手らとファンのお祝いは止まらない。

 そして、いつも通り最前線にいたのはグリーリッシュだ。彼はパーティーで騒ぎ過ぎて非難され、多くのメディアで見出しを飾っている。

 ある新聞によると、決勝から2日後の月曜日の朝、イビサ島のホテルを出る時にグリーリッシュはカイル・ウォーカーに抱きかかえられ、空港ではスタッフから車椅子が提供されたという。

 選手たちは決勝のあと、イスタンブールからプライベートジェットに飛び乗り、イビサ島でパーティーに興じていた。ちなみに、ケビン・デ・ブライネやイルカイ・ギュンドアンをはじめとする数人のベテラン選手は、これには参加しなかったようだ。
 
 グリーリッシュとピッチの内外で非常に親密な関係にあるのが、アーリング・ハーランドで、この2人が祝賀会の主役となった。バスの上では、ハーランドがシャンパンをグリーリッシュにかける場面もあったが、まったく悪びれる様子もない。

 また、ハーランドはバスの中でシャツを脱いでジョゼップ・グアルディオラの横で踊り、大いに楽しい時間を過ごしていた。

 そして、グリーリッシュはしばしばマイクを握り、ファンやチームメイトに向かって歌い、最後まで祝賀会の指揮を執っていた。

 いくつかのメディアは、特にグリーリッシュがサッカー選手としてふさわしくない行動をしていたと取り上げている。しかし、私はそうは思わない。彼がしたのは、若いイギリス人なら誰でもするような行動だ。サッカー好きのイギリス人が、シティの祝賀会に参加できたとしたら、そのままグリーリッシュのところへ向かい、同じように大はしゃぎするだろう。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

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