やはり狙うは古橋亨梧だけではないのか。

　英紙『Daily Mail』は６月12日、トッテナムがセルティックの日本代表MF旗手怜央を「モニターしている」と報じた。

　トッテナムは先日、セルティックをリーグ連覇に導いたアンジェ・ポステコグルーを新指揮官として招聘した。セルティックで数々の補強をヒットさせてきたオーストラリア人監督だけに、古巣からの引き抜きに関する噂は後を絶たない。

　最も騒がれているのは、セルティックで２シーズンにわたってゴールを量産してきた古橋だ。しかし、その古橋が受賞した年間最優秀選手賞の投票で最終候補にノミネートされた旗手も評価は高い。

　Daily Mail紙は労働許可証の問題があることも指摘した。ただ、今季のスコットランドにおける旗手の活躍ぶりから、ポステコグルー・トッテナムのターゲットとなっても不思議ではないだろう。
 

　同紙の報道を受け、『THE BOOT ROOM』は「トッテナムは新監督が自分のやり方で戦えるように、ピッチを動き回るMFの獲得を望んでいるだろう。彼にとってハタテが条件を満たす選手なのは当然だ」と報じている。

「労働許可証の件は問題となるかもしれない。だが、それを回避できるなら、スパーズが彼の獲得をまとめても驚きではない」

　しかし、セルティックとしても主力を失いたくないのは当然だ。地元メディア『Football Scotland』は同日、トッテナムからの関心報道を踏まえたうえで、セルティックが放出を望んでいないと報じた。「高額評価に見合わない限り、オファーがあっても受けない」と伝えている。

　ただもちろん、まずは旗手本人の意向が重要なのは言うまでもない。25歳で迎えた今夏の選択は、今後のキャリアにとって重要な決断になり得る。代表定着を目指す旗手の身の振り方に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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