「女子サッカーの未来を背負っている責任もある」なでしこジャパン南萌華がW杯へ意気込み!チームの見どころにも言及

2023年06月13日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

目標は「もちろん優勝」

女子W杯への思いを語った南。写真:鈴木颯太朗

 女子ワールドカップ(W杯)の日本女子代表に選出されたDF南萌華が6月13日、ナイキジャパンが開催した「NIKE FOOTBALL MEDIA EVENT」に、清水梨紗や長友佑都らとともに参加した。

 24歳の南は三菱重工浦和レッズレディースの下部組織から2017年にトップチームに昇格。WEリーグ初年度の21-22シーズンまでプレーして、22年にはイタリアのローマに加入。海外挑戦初年度で、チームのリーグ優勝に貢献した。

 なでしこジャパンには18年に初招集されると、19年の女子W杯フランス大会のメンバーにも選ばれた。CBの定位置を確保して、23年はここまでの全5試合でフル出場を果たしている。

 守備陣の重要戦力である南は、イベント後に取材に対応。7月20日に開幕する女子W杯のメンバー選出に、こう感想を述べた。

「今はワクワクしている気持ちもあるけど、今まで一緒に戦ってきた選手たちの思いも背負ってプレーしないといけないし、今後の女子サッカーの未来を背負っているという責任もある。とにかく、自分の持っている力をすべて出し切りたい」

 今回のメンバーには、長きにわたって10番を背負ってきた岩渕真奈(トッテナム)が選に漏れた。岩渕を含めて、落選した選手たちの分も戦う覚悟を示す。

「今まで女子サッカーの中心選手として戦ってくれた選手だし、その思いも、しっかりと持って大会に臨まないといけないという気持ちもある。ブチさんだけでなくて、今まで選ばれてきたなかで、今回選ばれなかった選手がいるので、そういった選手の分まで戦わないといけない。本当に身が引き締まる」
 
 自身にとって2度目の女子W杯。海外移籍を経ての出場に、前回との違いはあるようだ。

「2019年とは違った立場で大会に臨む。昨年から海外でプレーしていて、学んだことや身につけたことを、しっかりと大会で発揮しないと意味がない。1年間で身につけたものを、全力ですべて出し切れるように、後悔のない大会にしたい」

 現在のなでしこジャパンは「明るいチーム。若い選手とベテラン選手の融合が、今のチームの魅力」だという。大会前の7月14日に行なわれるパナマ戦での見どころを問われると、次のように答えた。

「チームとしては、アグレッシブなサッカーを、池田(太)監督になってからやってきている。そのサッカーを見て、『面白いな』と思ってもらいたい。海外でプレーしている選手もたくさんいるので、個人個人を見て『あの選手、良いな』と思ってもらえたら、とても嬉しい。パナマ戦を見て『ワールドカップで応援してみたい』と思ってもらうことが一番」

 世界の大舞台での目標は、「チームとしては、もちろん優勝でやっていくのは当たり前」と力強く語った。

 なでしこジャパンは、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子W杯のグループステージで、ザンビア、コスタリカ、スペインと相まみえる。イタリア王者のCBが、世界の舞台でどのような輝きを見せるか、注目だ。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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