旗手怜央はインサイドハーフかボランチ、久保建英は右ウイングかトップ下、鎌田大地や堂安律は…。ゲーム形式の練習で見えた注目選手の起用法

2023年06月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

中村や相馬はサイドバックでプレー

右サイドかトップ下か。久保は今回の親善試合でどのポジションを任されるか楽しみだ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2023年6月13日、代表練習2日目に行なわれたのがゲーム形式のトレーニングだ。招集メンバー26人のうち24人(川崎は別メニューで、川村は体調不良)が2チームに分かれて、実戦さながらのテンションでアピール合戦を繰り広げた印象があった。

 例えば1本目は、以下のようなメンバー構成だった。ビブスありチームのシステムは4−3−3。GKが大迫、4バックは右から菅原、板倉、谷口、森下、アンカーは守田で、インサイドハーフは右が堂安で左が旗手、3トップは右から久保、上田、三笘だった。

 対するビブスなしチームは、システムが4−2−3−1。GKはシュミット(中村)、4バックは右から相馬、瀬古、伊藤、中村、ボランチは右から遠藤と川辺で、トップ下に鎌田、3トップは伊東、古橋(浅野)、前田だった。

 このトレーニングを計4本やるなかでフィールドプレーヤーの入れ替わりはなかった。要するに、ビブスありとビブスなしチームで、フィールドプレーヤーの顔ぶれは変わらなかったのだ(システムや起用ポジションには変化があった)。
 

 そこから見えた起用ポジションは、気になるところを挙げると、旗手がインサイドハーフかボランチ、久保は右ウイングかトップ下、鎌田はトップ下かアンカー、堂安はインサイドハーフか右ウイングあたりだろうか。

 ちなみに、遠藤がセンターバックに入るケースもあれば、中村や相馬がサイドバックでプレーするなど、面白い起用法もあった。左サイドバックに抜擢された中村(インサイドハーフに入るケースもあった)は囲み取材でこうコメントしている。

「前に何回か良い形で行けたし、新鮮な気持ちでできました。足りない部分も多いとはいえ、代表で生き残るためには複数のポジションをやれないとダメですから。サイドバックに目覚めたわけではないですが、任されたらやります」

 6月15日のエルサルバドル戦、続く20日のペルー戦でも驚きの起用法はあるか、楽しみだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

※川崎の「崎」は正しくは「立」に「可」。

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