前田大然がセルティックでの充実したシーズンを振り返った。６月13日、日本代表の練習後に取材に対応した。

　前田のほか、同じく代表メンバーに選ばれている古橋亨梧と旗手怜央も所属し、前横浜F・マリノス指揮官アンジェ・ポステコグルーが率いるスコットランド屈指の名門は今季、勝点99、総得点114を積み上げてのリーグ連覇を達成。さらにリーグカップとスコティッシュカップも制し、圧巻の国内３冠を果たした。

　そんな国内最強を誇ったチームで、25歳のストライカーは主軸として活躍。公式戦11ゴール・７アシストをマークした。少なからず手応えを感じているようで、３冠について問われると、こう答えた。

「タイトルを獲るのは簡単なことではないので、しっかり獲れたというのはチームとして１年間しっかりハードワークして、しっかり戦った結果。素晴らしいことかなと思います」
 

　横浜時代から師事したポステコグルー監督は今夏、トッテナムに引き抜かれた。ゴールへの意識を学び、「より攻撃的になった」という前田は、世界最高峰のリーグに参戦する恩師から刺激を受けていると明かした。

「素晴らしいことだと思います。監督自身が積み上げてきたものがあるから上の舞台でやれると思うので、僕も負けないようにやりたい」

　スコットランドで躍動する韋駄天は、日本のサポーターの前で抜群のスピードを見せつけ、森保ジャパンでも確固たる地位を築けるか。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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