逆境大好き人間が新境地へ!森保ジャパンの主役候補が決意「媚びない10番でいたい」「何も言えない堂安律は嫌」

2023年06月14日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「居心地が良くなった時に常にプレッシャーがある人生」

新たに10番を背負う堂安。意気込み十分だ。写真:梅月智史

 日本サッカー協会は6月13日、15日にエルサルバドル、20日にペルーと戦う日本代表メンバーの背番号を発表。数年間、10番を背負った南野拓実が不在のなか、注目のエースナンバーは、カタールW杯で2ゴールを挙げる大活躍を見せた堂安律に渡った。

 同日の練習後に取材に応じた堂安は、「もちろん、代表の10番が特別な番号というのは認識している」と明かし、こう語った。

「自分がいつも運がいいなと思うのは、居心地が良くなった時に常にプレッシャーがある人生なところ。新しい壁が降りかかってきて、すごく幸せなサッカーキャリア。プレッシャーは日に日に増えてくるのかなと思うけど、打ち勝つメンタリティが自分にはあるので、強気な姿勢ではいる。

 プラン的にはワールドカップで活躍して、みなさんに認められるような10番になりたいと思っていたので。想定内と言ったらあれだけど…思い描いた通りに、こうして10番を付けさせてもらっているのは、本当にみなさんのおかげ。しっかり責任感を感じてプレーしたい」
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 サムライブルーの10番は、直近の南野ほか、香川真司や中村俊輔ら名だたるレジェンドが担ってきただけに、どうしても比べられがちではあるが、堂安は堂安だ。

「自分にしか出せない色の10番を出したい。今まで背負ってきた拓実君や真司君、中村俊輔さんとか、彼らの真似ではなくて堂安律しか出せない10番像を作っていきたい」と力強く意気込む。

「10番を付けたからといって、何も言えない堂安律は嫌だと思うので、これからも変わらず伝えたいことは伝えるし、媚びない10番でいたい。勝たせる選手が10番だと思う。それは多分、全世界での共通認識だと思うので、一歩でも近付けるように日々努力したい」

 カタールW杯のアジア最終予選のメンバーから漏れた際には「逆境大好き人間頑張りまーす!」と高々に宣言し、見事にカムバックを果たしてみせた。重圧はむしろ大好物だ。新たな荷物を背負ったレフティが、森保ジャパンの主役に躍り出る。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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