「みんな良い身体してる」レジェンド澤穂希が優勝した浦和Lを称賛!「良い環境でサッカーをやっている」【WEリーグアウォーズ】

2023年06月13日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

MVPの安藤は「スーパー」

プレゼンターの澤氏(左)は、今季のWEリーグMVPを受賞した安藤(右)の活躍を喜んだ。(C)WEリーグ

 6月12日、「2022-23 WEリーグアウォーズ」が開催された。

 プレゼンターを務めた日本女子サッカー界のレジェンド澤穂希氏は、セレモニー後に取材に応じ、現在の女子サッカー界の感想を語った。

 FW登録ながら、今季はCBとしてMVPを受賞した三菱重工浦和レッズレディースの安藤梢については、「私の本来知っている(安藤選手)のはフォワードなんですよ! でもこれまでもボランチをやったり、センターバックとか徐々にポジションを変えて。いろんなポジションができるっていうのはやはりスーパーだなとすごく思います」と語る。

 さらに、「毎年、毎年、進化している。違う役割でもチームにどう還元するかをよく考えてプレーしている」とし、プレゼンターとしてMVPの受賞を発表した際には、「あんち(安藤の愛称)の顔を見て、本当にちょっと泣きそうでした。本当に自分のことのように、彼女の頑張り、サッカーに対する情熱、サッカーに対する思い、身体のケア、彼女の手を抜かないところが結果として表われたのが、私も嬉しかった」と絶賛した。
 
 また、澤氏は女子サッカーの環境面にも言及する。

 自身がプレーしていた当時と比べ、現在のWEリーグは、「プロリーグになって、(選手たちが)サッカーだけに費やせる時間が多くなり、休養とか身体作りとか、働きながらやっていた時よりも集中してできる」とし、今季のリーグを制した浦和Lの選手たちがセレモニーに登壇した際のことを振り返り、こう評価した。

「レッズの皆さんが並んだ時に、『みんな良い足している』『みんな良い身体してるな』と正直思いました。それだけ、サッカーに対して、トレーニングや休養に集中して、良い環境でサッカーをやっているんだと伝わりました」

 日本女子サッカー初のプロリーグが2021年の秋に発足してから約2年。レジェンドの目にはリーグと後輩たちの順調な歩みが見えたようだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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