［J１第17節］横浜４－３柏／６月10日／日産スタジアム

　６月10日に開催されたJ１第17節で、横浜F・マリノスは柏レイソルとホームで対戦。逆転を許して２－３で終盤に突入するも、87分に柏の立田悠悟が立て続けにイエローカードを受けて退場となり、数的優位になると、90＋４分にエースのアンデルソン・ロペスがヘッドで叩き込み、同点に追いつく。

　俄然勢いに乗った昨季王者は波状攻撃を続け、迎えた90＋７分、大怪我から復活した宮市亮の渾身のシュートが相手に当たりながらもゴールイン。土壇場で千両役者による決勝点が生まれ、日産スタジアムのボルテージは最高潮に達した。

　漫画のような劇的勝利は、日本国内はもちろん、海外でも話題に。オーストラリアを拠点とする『Optus Sport』は、公式ツイッターで「サッカー史上最もクレイジーな結末のひとつ」と映像を紹介。さらに最終盤の怒涛の展開を次のようにまとめている。
【動画】魂こめた渾身のショット！ 何度でも見たい宮市亮の超劇的な復帰後初ゴール

「87分：ボールを蹴り飛ばしてダブルイエロー」
「94分：（監督のケヴィン・）マスカットの選手が同点弾を決める」
「96分：10人の柏がハーフウェーラインからクロスバーに当てる」
「97分：残り17秒、マリノスが勝ち越し点を決める」
「99分：VARで確認！」
「101分：フルタイム」

　ヒーローとなった宮市は「今日もたくさんのお客さんに来ていただき、ありがとうございます。本当にみなさんの声援が、最後の最後、ゴールを決めさせてくれました」と語ったように、まさにチーム一丸で描いた筋書きのないドラマだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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