【高校選手権】来季のJ内定選手から隠れた逸材まで――大会注目のタレントたち<中国・四国・九州編>

2015年12月29日 高校サッカーダイジェスト編集部

大津の攻守を担うG大阪内定コンビに注目!

大津の二枚看板である一美(9番)と野田(5番)。ともに来季のG大阪加入が内定する大会屈指の注目プレーヤーだ。

 第94回全国高校サッカー選手権大会は、12月30日にいよいよ開幕を迎える。全国の強豪の激突が楽しみな一方で、ハイレベルな技を持つタレントや個性的な特長を持つ選手にも注目してみたい。ここでは大会を彩る冬のヒーロー候補を紹介していく。
 
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嶋田遼允 
米子北(鳥取/3年/DF)
 
1年時から主力として戦うCBにとって3度目の選手権。「自分の集中力が続かないで負けている試合が多かった」という1、2年時の敗戦の悔しさを糧に、高さと強さに加え集中力を発揮するCBに成長。借りは選手権で返す。
 
一美和成 
大津(熊本/3年/FW→G大阪内定)
 
G大阪へ進むストライカーは選手権得点王を「取ります」と宣言した。2年時の5月にCBからFWへ転向してまだ1年半だが、年代別代表、プロ入りを果たした逸材。プレスに動じない強さに加え、個や連係面も実に巧み。U-18日本代表。
 
有國修平 
広島皆実(広島/3年/FW)
 
地区予選決勝でゴール正面右寄りの位置から決めた無回転FKは圧巻。高く舞い上がったボールは鋭く落ちてゴールへグサリ。"飛び道具"に加えて力強いドリブルも操るFWはインターハイに並ぶ8強、それ以上に挑戦する。
 
下野和哉 
鹿児島城西(鹿児島/3年/GK)
 
1年時から強豪のゴールを守ってきた実力派守護神。1対1のシーンも冷静に駆け引きして止めてしまうGKは安定したキックも武器。下級生時は失点後に落ち込んでいたという課題改善。「チームを勝たせるGKに」と誓う。
 
野田裕喜 
大津(熊本/3年/DF→G大阪)
 
悲願の日本一に挑戦する大津の主将。G大阪内定のU-18日本代表CBは「周りと同じプレーをしていたらダメ」と自身に高いノルマを設定して全国に臨む。ロングキックと予測、対人の強さで今大会ナンバーワンDFが周囲との違いを示す。

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