トッテナムは６月６日、アンジェ・ポステコグルー監督の就任を正式に発表した。これから注目されるのはもちろん、オーストラリア人指揮官によるチーム編成だ。

　セルティックでの大成功により、様々な選手の引き抜きの可能性が騒がれているポステコグルー。もちろん筆頭は、周知のとおり、指揮官の下でゴールを量産してきた古橋亨梧だ。

『The Scottish Sun』紙は６日、古橋がポステコグルーの「ナンバーワンターゲット」だと報じた。ただ、欧州５大リーグすべてのクラブが日本代表ストライカーに注目しているとも伝えている。

　以前からセルティックで幸せと繰り返し口にしている古橋だが、同紙は「１月で29歳になる。欧州トップリーグでやるための時間が限られていると彼は分かっている」と報じた。

「恩師ポステコグルーがトッテナムに去り、キョウゴがセルティックと契約を延長する可能性は下がった。日本では公式のコンタクトはないと報じられているが、ポステコグルーを追ってロンドンに行く展望が魅力的なのは明らかだ」
 

　トッテナムは主将ハリー・ケインの去就が騒がしい。だが、The Scottish Sunは「キャプテンの去就にかかわらず、キョウゴ獲得に動くようだ」と続けている。

「ルーカス・モウラが退団するところで、キョウゴは理想的な代役となる」

　さらに、同紙は「トッテナムには大きな予算があり、約2000万ポンド（約33億円）でのキョウゴ獲得は、プレミアリーグの水準からはお買い得だ」と、クラブにとってコストパフォーマンスが良く、選手にもステップアップになると指摘した。

「本人にも現行サラリーからの大幅な増額を提示できるだろう」

　古橋は恩師とともに、世界最高峰のリーグに挑戦することになるのか。始動するポステコグルー体制のトッテナムの動きに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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