【リーガ・エスパニョーラ】前半戦のベスト11を発表! ネイマールやモドリッチ、ゴディンなどを選出!

2015年12月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

CBはリーガ最少失点を誇るアトレティコの鉄壁コンビ。

2015-16シーズン リーガ・エスパニョーラ前半戦のベスト11。(C)Getty Images

 展開力と守備力を兼備する3人のセントラルMF、チアゴ、ブスケッツ、モドリッチをもれなく選びたかったため、システムはバルサ型の4-3-3に。13節に今シーズン絶望の大怪我(右足脛骨骨折)を負ったチアゴは、それまでの貢献度を高く評価して選出した。
 
 マドリーの前半戦MVPだったGKナバスの前方には、16節終了時点でわずか8失点(リーグ最少)と鉄壁を誇るアトレティコのCBコンビ、ゴディンとヒメネスを置き、SBには安定感抜群のマルセロ、今年10月にスペイン代表デビューを果たしたマリオを選んだ。
 
 3トップは内に切れ込むドリブルを得意とするネイマールとノリート、そして4シーズン連続の二桁得点をすでに達成しているアドゥリスだ。
 
※成績はリーガ・エスパニョーラ16節終了現在
 
――◆――◆――
 
【FW】
ネイマール
(バルセロナ/13試合・14得点)
 メッシの戦線離脱で真価が問われた局面で、バルサを牽引するエース級の活躍を披露。チャンスメークからフィニッシュまで、そのすべてが極めてハイレベルだった。前半戦のリーガMVPだ。
 
アリツ・アドゥリス
(A・ビルバオ/16試合・10得点)
 リーガで10ゴール、ELでも6ゴールを奪取。決定力の高さは全盛時のビジャ並みだ。13ゴールのスアレスも捨てがたいが、サポート体制の違いを加味してCFはこのベテランに。
 
ノリート
(セルタ/15試合・8得点)
 アスパスの復帰により機動力が一段と増したセルタの前線で、エースたりうるパフォーマンスを披露。サイドからカットインして放つフィニッシュの正確さはリーグ屈指だ。
 
【MF】
セルヒオ・ブスケッツ
(バルセロナ/15試合・0得点)
 相変わらず高質だったボール奪取やカバーリングなどの守備面に加え、攻撃面でも高い貢献。高精度のラストパスを供給するなど、プレーの引き出しが増えた印象だ。
 
チアゴ
(A・マドリー/13試合・1得点)
 アンカーとして守備を担保しながら、前線やサイドに正確な散らしのパスを供給し続ける。ただ、13節に右足の腓骨を骨折し、今シーズン中の復帰は困難か。
 
ルカ・モドリッチ
(R・マドリー/15試合・0得点)
 躍動感溢れるドリブルや的確な散らしで中盤にインテンシティーと変化をもたらす。なかなか調子の上がらないマドリーにあって、モドリッチは奮迅の活躍を披露した。
 
【DF】
マルセロ
(R・マドリー/13試合・2得点)
 C・ロナウドやベイルが低調な中、アタッカー顔負けのチーム随一の局面打開を見せるなど、オフェンス面での貢献は特筆に値する。ディフェンス面も例年よりは安定。
 
 
ディエゴ・ゴディン
(A・マドリー/16試合・1得点)
 サビッチが入団し、ヒメネスが成長しても、ゴディンの地位はまったく揺るがず。1対1の強さ、闘争心、リーダーシップ、フィードの全てを備えたリーガ最強のCBだ。
 
ホセ・ヒメネス
(A・マドリー/13試合・0得点)
 同胞ゴディンの支えもあり、急成長を遂げる。新戦力サビッチをベンチに追いやり、リーガ最強の鉄壁ディフェンス陣を支える。心身ともに強靭なビッグタレントだ。
 
マリオ・ガスパール
(ビジャレアル/13試合・2得点)
 堅実な守備を拠り所としつつ、俊足を利した果敢なオーバーラップで攻撃を活性化。その活躍が認められ、今年10月にはスペイン代表デビューを飾った。
 
【GK】
ケイラー・ナバス
(R・マドリー/14試合・11失点)
 夏の移籍騒動を吹き飛ばすハイパフォーマンス。とくに開幕からの9試合は3失点とまさに鉄壁を誇った。至近弾への反応は全盛期のカシージャスを彷彿とさせるほど。
 
文:下村正幸、ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2016.01.07号より加筆・修正
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事