「日本のファンにお別れを告げる1つの場」イニエスタがバルサ戦に向けて意気込み。古巣の一員としてもプレーする? 「楽しいと思うけど…」

2023年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「お祭りとまではいかないが、楽しめる場に」

バルサ戦に向けてイニエスタが想いを伝えた。写真:梅月智史

 ヴィッセル神戸は6月6日、フレンドリーマッチでスペインのバルセロナと対戦する。前日には、今夏に神戸を退団するアンドレス・イニエスタが会見に出席。古巣との一戦に向け、意気込みを語った。

「みんなにとって特別な日になると思います。ヴィッセル神戸のファンもそうですし、日本のサッカーファンにとっても、素晴らしい試合になると思う。バルサもかなりハードスケジュールのなかで来てくれる。それは本当に感謝したいし、楽しめるような試合になれば。

 もちろん、勝点のかかっていないフレンドリーマッチなので、お祭りとまではいかないですけど、スペクタクルというか、楽しめるような場になれば嬉しい。

 自分が退団するなかで、日本のサッカーファンに対してお別れを告げる1つの場になるので、そういう意味では個人的には特別な試合になります」
 
 先日には自身のSNSで、神戸とバルサでプレーする可能性に言及していたが、実際はどうなのか。

「その可能性はないですね、楽しむための試合、記念試合になるので、そういうことができたら楽しいだろうなと思う部分はありますけど、やっぱり、自分の今のチームでプレーして、最大限、楽しむことが、やるべきことかなと思います。

 そういうオプションは考えられたかもしれないですけど、明日はヴィッセルの選手として、バルサと対戦することで、1つのお別れの場にしたい」

 Jリーグの舞台で、数々の美技で観る者を楽しませた"マジシャン"は、特別な一戦でどんなプレーを披露してくれるか楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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