【内田篤人/PHOTOギャラリー付き】「サッカー選手にとって一番良い時期(27歳)をだいぶ棒に振った」。ただ、「筋力はワールドカップの時よりも…」

2015年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

もはや「膝は友だち」という感覚。

 2015年12月23日、表参道の『BA-TSU GALLERY』にて『内田篤人写真展 by HUBLOT』の開催初日を迎えた。内田は記念イベントとしてトークショーを行なった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 2015年12月23日、表参道の『BA-TSU GALLERY』にて『ATSUTO UCHIDA PHOTO GALLAERY supported by HUBLOT』の開催初日(25日までオープン)を迎えた。その記念イベントとして、同写真展に内田本人が登場。特別に招待された一般客・約30名の前で、トークショーを行なった。

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 トークショーでの最初の質問──今年6月に手術した右膝の状態について「筋力的にだいぶ強くなっているし、順調に回復しています」と笑顔で答えた内田はその後も、リハビリ期間中のストレス解消法が「清武とのカラオケ」と明かすなど、リラックスしたスタンスで司会者(タレントの宮崎瑠依さん)とのやりとりを楽しんでいた。
 
 膝の大怪我で苦しんだことなど微塵も感じさせない様子で、ゲストの質問にもさらりと答えていた内田。しかし、トークショー後の囲み取材で「今年1年を振り返って」と訊かれた際は少し声のトーンを落として「サッカー選手にとって一番良い時期(27歳)をだいぶ棒に振ったな」とコメントしていた。
 
 ただ、だからといって復帰を焦っているわけでは決してない。「筋力は(ブラジル・)ワールドカップ前より全然、強くなっています。自分でもびっくりするくらいです」と言いながらも、「ウインターブレイク明けの初戦(1月23日のブレーメン戦)を目標にしている?」との質問には慎重にこう返した。
 
「う~ん、それを決めてしまうと、自分としても、ね、膝の都合に関係なく合わせなきゃいけなくなるので、(復帰時期は)あまり言わないようにしています。様子を見ながらですね。(痛みも)日によって違うんで、僕も分からないです」
 
 実際、ボールを蹴っても「強度を高めると、夜に腫れたり」するような具合で、「完治というよりは徐々に(痛みを)減らしていく」やり方で戦列復帰を目指しているという。この日のトークショーでも本人が話していたが、もはや「膝は友だち」という感覚だ。
 
 もしかすると、今年3月の代表戦にも間に合わないかもしれない。それでも、内田は完全復活に向けて一歩ずつ前に進んでいる。シャルケのため、そして日本代表のため、"一生の友達"と相談しながら、これからのサッカー人生を歩んでいく。

 ◆2015年12月24日発売号のサッカーダイジェストでは、内田篤人選手のロングインタビューを10頁に渡り掲載。今後のプランなど様々な内容についても語ってくれています。

 
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