前節のアーセナル戦では、イングランド代表DFベン・ホワイトを翻弄した三笘薫だが、今度はスリーライオンズの右SBに抑え込まれた。

　現地５月18日に行なわれたプレミアリーグの第25節（延期分）で、三笘が所属する６位のブライトンは、３位のニューカッスルと対戦。敵地での上位対決に１－４で大敗を喫した。

　左サイドハーフで先発した三笘は、前半のタッチ数が両チーム最少の９回だったことからも分かるようにボールに絡めず。受けた時は何とか打開をしようと試みたが、敵の右SBキーラン・トリッピアーを攻略できなかった。

　89分には、そのトリッピアーに突き飛ばされてボールを奪われ、３失点目のきっかけとなるなど完敗だった。
 

　逆に、セットプレーのキッカーとして２点を演出するなど、攻守に抜群の存在を発揮したトリッピアーは高い評価を受けている。

『Newcastleworld』は最高タイの９点を付与。「セットプレーから２本のお膳立てで、２点を生み出し、本調子を取り戻した。（アウェー戦の）南海岸でトリッピアーを恐怖に陥れたミトマには、ほとんど喜びを与えなかった」と評した。

　同じく９点を与えた『The National News』も、２点を生み出したキックを称えつつ、「ミトマを黙らせるなど後方でも大きな役割を果たした」と賞賛。『sportskeeda』も最高タイの８点で、「ミトマを極めて静かに保つことに貢献した」と賛辞を贈っている。

　三笘のプレミアデビュー戦だった８月の対戦では、ぶち抜かれて酷評されたニューカッスルの２番が見事にリベンジを達成した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「片手で飛ばされた」三笘が英代表トリッピアーに突き飛ばされて転倒→ロングカウンターで失点

【動画】「試合終盤であの突破は素晴らしい」「最高だわ」三笘薫、交代間際に魅せたキレキレドリブル