「実に素晴らしい時間だった」ネルシーニョが愛すべきレイソルに別れの言葉。「やっぱり寂しい」「最高の監督でした」の声

2023年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

11年のJ1優勝など3つのタイトルをクラブにもたらす

クラブに多大な功績を残したネルシーニョ前監督。写真:梅月智史

 柏のネルシーニョ前監督が、クラブの公式HPを通じて別れの挨拶をした。

 ネルシーニョ氏は1995年に来日。V川崎(現・東京V)、名古屋を率いたのちに、09年7月に柏の監督に就任。11年にJ1優勝、翌年には天皇杯制覇、13年にはリーグカップで優勝を達成。14年まで指揮を執り、神戸を経て、19年に柏に復帰していた。

 合計で11季目に入っていたが、成績不振により5月に退任。72歳のブラジリアンは「この書面を以って、自身監督としてのキャリアにおけるもう一つのサイクルにまた終わりが訪れたことをお伝えします」と始まる文面で、柏での時間を以下のように振り返る。

「これまでの年月は、さまざまな挑戦や闘いと向き合ってきた実に素晴らしい時間でした。我々は勝つ時も、引き分ける時も、悔しくも敗戦を喫する時もありましたが、これまで数多くの障害を共に乗り越えてきました」

 続いて、クラブに関わった仲間への感謝を表す。

「私にとって何より大切なものは、このクラブで過ごした素晴らしい仲間との思い出であり、これからもずっと私の心の中で生き続けていくことでしょう。

 強化部、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、フィジカルスタッフ、この素晴らしい私の人生に出演してくれたすべての選手たち、そして勝利を求め、常に我々の後押しをしてくれたファン・サポーターの皆様に感謝します」
 
 そして、クラブの未来に期待を寄せた。

「これからも私の後を継ぎ行く人々の成功を心から祈っていますし、柏レイソルが偉大なチームであり続けることをいつも願っています。

 最高の思い出を持ち帰り、心からの敬意と感謝を残し、皆様の幸せと平和と愛を祈っています。VITÓRIA!!!!!!!永遠に!!!!!!!」

 この心に響くメッセージを伝え、前指揮官がタイトル獲得を喜ぶ写真などをアップロードした柏の公式ツイッターには、「心からのリスペクトと感謝を」「泣ける。ただひたすら」「最高の監督でした」「やっぱりなんだか寂しい」「あなたの残したものは忘れません」などの声が上がった。

 多大な功績を残した智将は、ファン・サポーターから惜しまれつつクラブを去る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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