【採点寸評|新潟】球際の強度を上げて鮮やかに逆転!ハイプレスが奏功[J1第13節 新潟2-1横浜]

2023年05月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「セカンドボールが我々にこぼれ始めたら…」

【警告】なし【退場】なし

[J1第13節]新潟2-1横浜/5月14日/デンカビッグスワンスタジアム

 Jリーグは5月14日、J1第13節の5試合を各地で開催。デンカビッグスワンスタジアムではアルビレックス新潟対横浜F・マリノスが行なわれ、新潟が2-1で勝利した。
【PHOTO】新潟の出場16選手&監督の採点・寸評。スコアラーの伊藤&三戸ほか、ボールハンターの真価を発揮した高も「7」
 先行したのはアウェーの横浜。45+1分、CKの流れからヤン・マテウスのクロスに藤田譲瑠チマがヘッドで合わせてネットを揺らす。

 追いかける新潟は57分、同点に追いつく。高い位置でボールを奪うと、鈴木孝司のスルーパスに抜け出した伊藤涼太郎がGKをかわして無人のゴールに流し込む。ホームチームはさらに67分、三戸舜介が目の覚めるようなミドルを突き刺し、逆転に成功する。

 新潟はリードを最後まで守り抜き、5試合ぶりの白星。敗れた横浜は6節以来の黒星となった。
 
▼新潟のチーム採点「6.5」
 前半は横浜にボールを保持される展開。押し込まれ、セットプレーから次々とピンチになるが、守備陣が身体を張り、最後はGK小島亨介が好セーブ連発。ただ前半アディショナルタイムにはCKの流れから失点し、0-1で折り返す。

 ハーフタイムに松橋力蔵監督は、「セカンドボールが我々にこぼれ始めたら、ゲームの方向性が変わる」と球際の強度を意識させる。それが形になったのは57分。横浜のビルドアップに連動したプレスをかけると、高宇洋が縦パスをカットして発動したショートカウンターから、伊藤の同点弾が生まれる。

 67分の追加点も前線からプレスをハメに行き、秋山裕紀がボールを拾って右へ展開すると、三戸が思い切ったミドルシュートを決めて逆転に成功した。

 そのまま後半は相手シュートを0本に抑えきり、2-1で終了。球際や切り替えで上回り、ボールを持ったら恐れず仕掛けてシュートを打つ。タフに攻め切る姿勢で昨季王者を困らせ、5試合ぶりに勝点3を掴んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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