チームが痛恨のドローに終わるなか、賛辞が贈られている。

　５月13日に行なわれたラ・リーガの第34節で、久保建英が所属する４位のレアル・ソシエダが７位のジローナとホームで対戦。24分までに２点をリードしながら、前半のうちに追いつかれ、２－２のドローに終わった。

　そのソシエダの２点を演出したのが、４－３－３の右ウイングで先発した久保だった。３分、右サイドでボールを受けると、対峙した相手FWロドリゴ・リケルメを翻弄。ゆっくりとボックス内にボールを運んでから仕掛けてファウルを誘発し、PKを奪取する。これがミケル・オジャルサバルの先制ゴールに繋がった。

　さらに、24分にも右サイドからピンポイントクロスを供給。ダビド・シルバのボレー弾をアシストしてみせた。

【動画】ドリブルでマーカーを翻弄！久保のPK奪取シーン

　後半にも、巧みな反転からドリブルで持ち込み、シルバの決定機を演出するなど躍動した久保を現地メディアも絶賛。『Noticias de Gipuzkoa』紙は単独最高評価の「９点」を与え、こう賞賛した。

「この選手が試合に勝つためにこれ以上できることはなかった。そう、ゴールを決めることぐらいだ。彼は常に危険を生み出し、（対峙した敵の左SB）ハビ・エルナンデスを交代に追いやった。彼はPKを誘発し、シルバの２点目をお膳立てした。さらにカルロス・フェルナンデスがヘッドで狙ってクロスバーを直撃したCKを蹴った。誰も彼を止めなかったので、簡単な試合に見えた」

　同紙が綴った通り、ドローに終わったのが信じられないほど、久保はいとも容易くチャンスを構築し続けていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】シルバへピンポイントクロス！久保の絶品アシスト

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