レアル・ソシエダでブレイクした久保建英には、古巣マドリーの一部ファンから復帰待望論が出ている。

　先のマドリー戦の前日に、敵将のカルロ・アンチェロッティが、昨夏に完全移籍で手放した久保について「注視している」と発言。さらに、その試合で先制ゴールを挙げる活躍を見せ、マドリディスタから「クボを買い戻せ」との声が上がった。

　帰還を願っているのは、ファンだけではない。レアル・マドリーの専門メディア『BERNABEU DIGITAL』が５月12日に伝えたところによれば、スペインメディア『Relevo』の記者でマドリーに精通したホルヘ・ピコン氏が、日本代表MFの去就について、こう見解を示している。
 

「レアル・マドリーはこの選手の（売却した時に移籍金を手にする）権利の50％と優先オプションを保持しているため、彼を非常に注意深く追っている。彼は素晴らしい選手で、戻ってきてほしいと思っているが、補強が難しいのは事実だ」

　そのマドリー戦の後、久保は周囲の喧騒を沈めるかのように「来シーズンは100％ソシエダ」と宣言した。敏腕のフロレンティーノ・ぺレス会長であっても、この意志を覆すのは容易ではないと見立てているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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