「私がいた頃も技術はあったが精神的に脆かった」元英代表リネカーが日本サッカーの成長に見解!「次男はオカザキのユニホームを…」

2023年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「始まったときは一時の流行になるリスクもあった」

日本サッカーの成長について語ったリネカー。(C)Getty Images

 5月15日にJリーグ開幕から30年を迎えるのを受け、開幕シーズンに名古屋グランパスでプレーした元イングランド代表のガリー・リネカーが、英公共放送『BBC』で当時を回想。日本サッカーの成長について語った。

 日本は1998年からワールドカップ(W杯)に7大会連続で出場するなど、アジアのサッカー大国となった。リネカーは「(Jリーグが)始まったときは一時の流行になるリスクもあった。だが、今の日本サッカーを見ると、30年前に始まったサクセスストーリーとなり、今も成長を続けているのが分かる」と述べた。

「私がいた頃も、選手たちは技術的に優れ、常にハードワークをしていた。だが、プロになったばかりで、少し精神的に脆かったり、より確立されたリーグで見られる戦術意識やタフネスがなかったのも理解できる。しかし、今はそうじゃなくなった。トップの選手たちは世界的に求められており、世界中のクラブでプレーしていて、代表が本当のインパクトを残すのに役立っている」
 
 そういった日本の成長を喜んでいるという。日本で生まれた次男ハリーのエピソードを交えつつ、リネカーは日本への想いを語った。

「それら(の日本サッカー界の)成功に、私はまったく関わっていない。だが、それを見られたのは素晴らしいよ。あの国とその文化には本当に今でも親しみを覚えているからだ。私も、家族もね。ハリー(次男)は日本で生まれ、今でも我々は『ハリーちゃん』と呼んでいるんだ」

「息子は日本とのつながりをとても誇っており、彼にとっては大きな意味を持っている。レスターが優勝したとき、息子のお気に入りの選手はシンジ・オカザキ(岡崎慎司)だった。試合を見るたびに彼のユニホームを着ていたんだよ」

 現在はBBCでコメンテーターとしてサッカー界で発信しているリネカー。その心の一部には、現役生活の最後を過ごした日本がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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