「超勝負のカード」永長鷹虎は“スペシャルな武器を持つ”からこそU-20W杯でスーパーサブ起用すべき?

2023年05月11日 サッカーダイジェストTV編集部

技術と創造性に恵まれたレフティー

U-20W杯で起用法が注目される永長鷹虎。写真:佐藤博之

 5月20日からアルゼンチンで開催されるU-20ワールドカップのU-20日本代表において、キーマンの1人になりそうなのが、川崎フロンターレ所属のMF永長鷹虎だ。

 技術と創造性に恵まれたレフティーで、独特のリズムの仕掛けから違いを作る右ウイング。今季は川崎で出番に恵まれていないが、そのサッカーセンスは本物だ。

 今大会は両ウイングの主力として期待された横山歩夢(サガン鳥栖)が、負傷のためメンバー外に。個で打開できる貴重な選手だけに、大きな痛手と言わざるを得ない。

 さらに今年3月のU-20アジアカップ(U-20W杯予選を兼ねる)で、永長や横山と右ウイングのポジションを分け合った甲田英將(名古屋グランパス)も選外となったため、今大会の右ウイングは永長と松村晃助が主軸になりそうだ。
 
 ただ、永長はU-20アジアカップでスーパーサブ的な起用がメインだった。U-20W杯は横山と甲田が不在なだけに、90分でのマネジメントは難しい選択を迫られそうだ。

 その点について、5月9日に公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』の生配信「日本代表U-20W杯メンバー全選手解説」に出演したサッカージャーナリストの河治良幸氏は、次のようにコメントした。

「横山と甲田が外れたことで、今回のメンバーにはいわゆる槍がいない。カットインからのシュートやクロスという明確な武器を持っている永長は、役割的にベンチに残しておきたいカードになるかもしれない」

 その理由について河治氏は、「今回のメンバーでは超勝負のカード。尖っていてスペシャルな武器を持っている。こういう大会はベンチスタートだから序列が低いとかではない。彼をスタメンにすると、後半にジリ貧になって手が打ちにくくなる」と解説した。

 はたして冨樫剛一監督は、U-20W杯で永長をどう起用するのか。注目したい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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