「北海道の子どもたちにとってはデカい」札幌DF西大伍が“秋春制”移行のメリットを提示!「オファーが来ていなくても可能性が増える」

2023年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

暑さ対策で北海道が選ばれる機会も

札幌の西が“秋春制”のメリットについて語った。(C)SOCCER DIGEST

 北海道コンサドーレ札幌のDF西大伍が、自身の公式YouTubeチャンネルで、Jリーグの"秋春制"移行によるメリットを語った。

 Jリーグは、アジア・チャンピオンズリーグの2023-24大会からの移行など外部環境の変化がきっかけで、シーズン移行を検討すると表明。開幕は7月最終-8月1週頃で、閉幕は5月最終-6月1週頃という日程が現時点の素案で、最速で2026-27シーズンからの移行を仮置きとしている。

 秋春制の導入に際し、降雪量の多い地域の活動を危惧する意見もあるなかで、札幌の下部組織出身で、22年から札幌に復帰した西は、「かなりクリアしないといけない問題はある」としつつ、メリットに言及した。

 まずは、日本特有の高温多湿のコンデションとなる夏場の試合が減る点を提示。「1試合終わると、90分出ると体重が3キロ以上、平気で減ったりするので。そこは助かる」と歓迎する。
 
 選手の海外移籍が容易になる点も指摘。「今も移籍をしているが、オファーが来た選手がほとんどで。オファーが完全に来ていなくても、チャレンジとして海外のチームへの練習参加、キャンプに参加して、そこで認められて入るという可能性が、かなり増える」と予測する。

 シーズン前のキャンプでは、暑さ対策で北海道が選ばれる機会も増え、札幌はキャンプが不要になり、練習相手にも困らないと見通す。地元の子どもたちがたくさんの練習を見れるようになり、「北海道の子どもたちにとってはデカい」と期待した。

 学校の卒業とシーズン開始の日程がずれる点や、雪が降った際に必要な屋内練習場の確保など、問題点もあるとしつつ、「基本的には反対ではなく、Jリーグとして、その方向でやる場合、その問題をクリアしていけばいい」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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