５月３日、パリ・サンジェルマンのウルトラス数百人がクラブの本部前に集結し、ネイマール、リオネル・メッシ、マルコ・ヴェッラッティの退団とナセル・アル・ケライフィ会長の退任を要求する抗議デモが発生した。

　ネイマールの自宅前にもファンが詰めかけ、「ネイマール、失せろ！」の大合唱が起きた。

　この件に対して標的となったネイマールが、インスタグラムのストーリーにメッセージを投稿した。

「彼らの嵐の中に引きずり込まれてはいけない。彼らをあなたが持つ平安の中に引き寄せてください」

　アメリカ人作家のキンバリー・ジョーンズの文を引用し、良心的なファンに向けて、一部の過激なサポーターたちの意見に流されないようにと注意を促している。
 

　パリSGも５月４日、クラブ公式サイトに「パリ・サンジェルマンは、一部の集団による耐え難い侮辱的な行為をもっとも強い言葉で非難する」と声明を発表した。

　33節終了時点でリーグ・アン首位を走るパリSGだが、２位マルセイユとは勝点５差とまだまだ気が抜けない。

　渦中のネイマールは怪我でシーズン絶望。メッシは無断でサウジアラビアへ旅行をし、クラブから２週間の活動停止処分を科されるなど、前線の主力を欠いた戦いが続く。

　パリSGは、残り５試合でファンの怒りを鎮めるパフォーマンスを見せることができるか

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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