【採点寸評|鹿島】土居の2発で今季最高のゲームクローズ。久々の快勝劇でホーム初白星[J1第10節 鹿島4-0G大阪]

2023年04月30日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

交代出場の選手たちが躍動

【警告】鹿島=なし G大阪=クォン・ギョンウォン(32分)、ネタ・ラヴィ(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】仲間隼斗(鹿島)

 4月29日にJ1リーグ第10節が開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズ対ガンバ大阪が行なわれ、4-0で鹿島が快勝を収めた。
【PHOTO】鹿島の出場16選手&監督の採点・寸評。高採点「7」が5人。無失点の守備陣も軒並み高評価
 両者譲らず、前半をスコアレスで折り返すと、後半開始直後の48分に鹿島が先制。樋口雄太のクロスに仲間隼斗がボレーで合わせてネットを揺らし、試合を動かす。

 勢いに乗ったホームチームは、64分に鈴木優磨のヘディング弾で追加点。さらに終盤の86分と87分に立て続けに土居聖真が得点を重ね、鹿島が2連勝を飾った。G大阪はチャンスを決め切れず、3試合勝利なしとなった。
 
▼鹿島のチーム採点「6.5」
 久々のホーム快勝劇だった。

 オーソドックスな4-4-2の布陣で、シンプルなロングボールなども多用した。前半は両チームともに探り合いの色が濃く、イーブンな展開だったが、後半立ち上がりにCKから先制点を奪うと徐々にペースを掴んだ。

 植田直通と関川郁万のCBコンビは最後まで集中を切らさず、最終ラインもミスなく2戦連続のクリーンシートを達成した。

 攻撃陣も前半はあまり見せ場を作れなかったものの、要所を抑えた得点で尻上がりに調子を上げた。特に、今季ここまで苦しんでいた交代選手がゴールを奪った点は大きな収穫だ。

 優磨が下がっても、交代した知念慶が前線を引き締め、スピードスターの藤井智也が相手を守勢に回らせた。さらに、土居がバイタルエリアでシュート技術の高さを発揮し、2ゴールを奪うなど、今季最高とも言えるゲームの締め方となった。

 先制点を奪ってからペースを掴んだこの試合同様に、苦しんだ序盤戦を経て掴んだホーム初勝利で、ここからチームの状態も上げていきたい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】ゴールラッシュに湧いた鹿島アントラーズサポーター!

【PHOTO】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブ"美女チアリーダー"を一挙紹介!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事