現地時間４月29日、浦和レッズは敵地でACL決勝第１レグに臨む。相手はサウジアラビアの強豪アル・ヒラルだ。

　マチェイ・スコルジャ監督は、「タイトルに向けて戦うことができると信じている」とコメント。では、選手はどう感じているのか。中盤の要としてチームを下支えする岩尾憲は次のように語る。

「試合を重ねるごとにチャンスクリエイトというか、そういうシーンが増えてきているのは確実にあると思うし、それはチームが前進している証拠」

　現時点でチームはリーグ戦で７戦無敗、ルヴァンカップを含めた公式戦では11戦無敗だ。ここまでの積み上げについて聞かれると、こう答えた。
 

「良かったことを継続して、改善したい点も明確に提示されているし、前向きにトライできている。トライできているなかで負けずに進んでいくのは、勝って進んでいくとか、負けそうな試合でも引き分けで進んでいくのは大事」

　確実な前進を実感している35歳MFは、ACLファイナルに向けて気合十分だ。

「絶対に勝ちたいという月並みな言葉だが、クラブにとっても個人にとっても、この結果は非常に重要。日本を代表して戦うクラブだと思うので、そういったものに恥じないように、プレーしたい」

　アジア屈指の強豪との一戦を前に、「ポジティブな要素だけ、一旦取り上げて向かうことが大事。良いエネルギーを持って進みたい」と前を向いた。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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