「ベースがありながらも柔軟」森保監督がブライトンの戦術を分析!日本代表に導入?「考えさせられるところもあった」

2023年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やっている形は素晴らしいし、ぜひトライしたいところはあるが」

マンU戦を視察した森保監督がブライトンのサッカーについて語った。(C)Getty Images

 欧州視察中の日本代表の森保一監督がオンライン取材に対応。三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンの戦術について語った。

 ブライトンは、現地時間4月23日にFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。PK戦の末に敗れた試合の戦いぶりを、現地で観戦した森保監督は、こう評価する。

「勇気を持って自陣からビルドアップする。ビッグマッチのなかでも、マイボールを大切にして、チャンスを作っていくチャレンジをしている。そのなかで、ビルドアップにとらわれず(相手DFの)背後を取れる時は取る。必ず見逃さないで、アクションを起こしていくのは非常に参考になった」

 具体的なビルドアップの手法については、以下のように分析した。

「4-2-3-1で。キーパーも含めてセンターバックとダブルボランチで、距離感を狭くしながら、ボールを動かして展開していく」
 
 また、ウイングとサイドバックの関係についても印象的だったという。攻撃時に、どちらかが中に入り、どちらかが幅を取るかについては、バリエーションがあったと振り返る。

「オーバーラップとインナーラップを、相手の状況を見て変えていっている。ベースがありながらも駆け引きが常にありながら、柔軟に戦っている」

 その戦術を日本代表に導入する可能性はあるか。

「代表でどれだけできるかな、というと、ちょっと。練習をやらないで試合をやらないといけないことがあるので。やっている形は素晴らしいし、ぜひトライしたいところはあるが。限られたトレーニング回数のなかで、どこまでできるかは、いろいろと考えさせられるところもあった」

 少なからず刺激は受けたようだ。「プラスになるならば学んで取り入れていきたい」としつつ、「そんな簡単にできるような、短時間でできるようなことは、やっていないと思う」ともコメントした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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