【クラブW杯】残り10分からのドラマ! 広州恒大がパウリーニョの劇的な決勝ヘッドで逆転勝利!!

2015年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

パウリーニョが自身のゴールを含む、2得点に絡む大活躍。

1点ビハインドの80分には同点弾の起点となるカウンターを発動し、さらに逆転弾を叩き込んだパウリーニョ。まさに勝利の立役者と言える活躍だった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 クラブワールドカップ準々決勝のクラブ・アメリカ対広州恒大は12月13日、大阪・長居スタジアムで16時にキックオフされた。

【PHOTOハイライト】クラブ・アメリカ 1-2 広州恒大

 アジア王者の広州恒大は、ACLでお馴染みとなったパウリーニョ、リカルド・グラール、エウケソンのブラジル人トリオに加えてロビーニョがスタメンに名を連ね、アジア随一の攻撃力に新たな武器が加わった。
 
 立ち上がりから互いに攻めの姿勢を打ち出す激しい展開となったが、徐々に個々のテクニック、パス回しの多彩さで上回るクラブ・アメリカが主導権を握る。前半を0-0で折り返すと、後半は序盤からクラブ・アメリカがボールを支配して攻勢に出る。
 
 そして55分、クラブ・アメリカがついに均衡を破る。カウンターから右サイドを破り、ベネデットが中央へ折り返す。これをペラルタがダイビングヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らした。クラブ・アメリカが1点をリードする。
 
 その後、広州恒大は選手交代などで巻き返しを見せるが、クラブ・アメリカの老獪な試合運びになかなか活路を見出せない。
 
 しかし80分、広州恒大はクラブ・アメリカの一瞬の隙を突く。カウンターからパウリーニョが一気に相手ペナルティエリア内へ持ち込むと、最後はジョン・ロンが左足で押し込み同点に追いつく。
 
 これで流れは一気に広州恒大へと傾いた。終盤はアジア王者が完全にボールを支配し、次々とゴールへ迫っていく。そしてアディショナルタイムの3分過ぎに、CKからパウリーニョがヘディングシュートを決める。広州恒大が試合をひっくり返し、再開のキックオフ直後にタイムアップのホイッスル。
 
 広州恒大が劇的な逆転勝ちで準々決勝進出を決め、12月17日に横浜国際競技場(19時30分)で欧州王者のバルセロナと戦うこととなった。
 
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