間もなく30歳となるお騒がせ男が、注目発言だ。

　ロメル・ルカクは2021年夏、約160億円もの移籍金でインテルから古巣チェルシーへ復帰。前シーズンは24ゴールを挙げ、セリアA制覇の立役者となっていただけに、大きな期待を寄せられたが、思うように結果を残せず。同年12月に当時のトーマス・トゥヘル監督への批判とも取れる発言をした挙句、昨夏にレンタル移籍でインテルに戻っていた。

　今シーズン終了後、微妙な関係のチェルシーにレンタルバックするのか。去就が注目を集めるなか、英メディア『90min』によれば、２ゴール・１アシストをマークした４月23日のエンポリ戦（３－０）後に、この話題に言及。自身の将来について問われた際に、当面はインテルに留まりたいとの意向を示した。

「ファンとは素晴らしい関係を築いているし、２年前に優勝する機会を与えてくれたインテルのために、いつも全てを捧げている。このクラブのおかけで今の自分がある。Yes（インテルに残りたい）。僕の目標はインテルのためにベストを尽くすことだ」
【画像】"160億円の男"ルカクを豆粒扱い！衝撃的なチェルシーの2022年元日投稿

　一方、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOは２月末、「ルカクの残留について話すのは時期尚早だ。現時点では、可能な限り最高の形でシーズンを終えるという目標があり、それから来年の仮説について考えなければならないだろう」と慎重に語りつつ、こうも伝えていた。

「ルカクは今日、チェルシーの選手だ。シーズン終了後、彼はそこに戻り、その後、新しいシナリオが開かれ、我々は何をすべきかを考える。『残りたい』。それは彼が何度も表明している意思であり、我々は彼の復帰を交渉できるかどうかを見るだろう」

　ベルギー代表として臨んだ先月末のスウェーデン戦（３－０）でもハットトリックを達成するなど、徐々に本来の調子を取り戻しつつあるルカク。来シーズンも青黒のユニホームを身にまとうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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