「JリーグMVPが見事なパフォーマンス」初アシストの岩田智輝を現地称賛!一方で旗手怜央の穴は埋められないとの指摘も「ハタテの不在は大きかった」

2023年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「再び印象を残すビッグチャンスだった

インサイドハーフで好パフォーマンスを披露した岩田。(C)Getty Images

 初アシストを記録した一戦の評価は様々なようだ。宿敵レンジャーズとの来週のカップ戦準決勝に出場する可能性にどう影響したのだろうか。

 セルティックの岩田智輝は4月22日、スコットランドリーグ第33節のキルマーノック戦に先発出場し、1アシストをマークした。

 前半に主将カラム・マグレガーのゴールをお膳立てした岩田は、65分までプレー。ここ4試合で3度目のスタメン出場だったが、同点弾を許したチームは再度の勝ち越しに至らず、1-1で引き分けている。

 地元メディアの『Glasgow World』は、採点記事で岩田に8点と高い点数をつけ、「昨季のJリーグ年間最優秀選手がまたも見事なパフォーマンスだ。素晴らしいファーストタッチからマグレガーのゴールをお膳立てした。レンジャーズ戦で先発出場に名乗りを上げるかもしれない」と称賛した。
 
 また、『Glasgow Live』も7点をつけ、「再び印象を残すビッグチャンスだった。アンジェ・ポステコグルー監督は彼に関して慎重だったが、来週のレンジャーズ戦で割って入るかもしれない」と、次戦の大一番に向けてアピールになったと評している。

 だが、結果的に連勝が止まったこともあってか、厳しい声もあった。『footballscotland』は、岩田とセアド・ハクサバノビッチのパフォーマンスが、旗手怜央やジョッタには及ばないと指摘した。

「セルティックは層が厚く、そのことは大きく称賛すべきだ。だが、マザーウェル戦ではジョッタとレオ・ハタテの不在が大きかった。ハクサバノビッチがジョッタの代わりを務めたが、インパクトを残すのに本当に苦戦した。中盤でハタテの代役を務めたトモキ・イワタに関しても同じことが言える」

 同メディアは「ポステコグルーは来週のカップ戦準決勝に両選手が間に合うことを強く願っているだろう」と続けている。

「イワタとハクサバノビッチが才能ある選手たちであることは疑いない。だが、ハタテとジョッタから彼らになったことは、全体的なパフォーマンスで際立っていた。ベンチスタートからの途中出場のほうがずっと良かったのは明白だ」

 セルティック専門サイト『THE CELTIC STAR』によると、ポステコグルー監督は試合後、レンジャーズ戦での旗手復帰の可能性について、「様子を見ていこう」と述べるにとどまった。

「レオは4週間離脱している。1週間トレーニングをしなければいけない。彼らは(復帰に)近いと言っていいだろう。アバダも近い。だから様子を見ていく。そして彼らを起用できるかどうかによらず、ビッグマッチに向けて準備を整えていく」

 国内3冠を目指すポステコグルー監督は、負傷明けの旗手を起用するのか。あるいは岩田がオールド・ファームでスタメンに名を連ねるのか。大一番での采配が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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