現地時間４月23日に開催されたFAカップ準決勝で、三笘薫を擁するブライトンは、マンチェスター・ユナイテッドと聖地ウェンブリーで対戦。スコアレスで突入したPK戦の末に敗れ、40年ぶりの決勝進出を逃した。

　25歳の日本代表アタッカーは、いつも通り左サイドハーフで先発。果敢な仕掛けでチャンスメイクするなどし、フル出場で存在感を示したが、１対１の場面ではマッチアップしたアーロン・ワン＝ビサカに苦戦。得意の突破は、同い年のタフガイを前に鳴りを潜めた。

　不完全燃焼に終わった三笘を、地元メディア『Sussex Live』は「ワン＝ビサカのような頑強な選手に対しては、思うようにはいかなかった」と評価するなか、英紙『The Sun』は"勝者"を絶賛。「ワン＝ビサカがブライトンのデンジャーマン、ミトマとの凄まじいバトルを制する」と題した記事で、赤い悪魔の29番に単独トップの「９点」を付け、こう綴った。
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「サイドでミトマを追いかける戦いは凄まじかった。ワン＝ビサカはどんな時でもミトマから目を離さなかった。前半にはボックス手前で、彼の足を巻き込んでボールを奪い、この試合のベストタックルを見せた」

　名立たる猛者を抜き去ってきた日本のエースだが、今回はイングランド代表DFが一枚上手だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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