「オギから素晴らしいボールが来た」待望のJ初ゴール!浦和リンセンが川崎戦の同点弾を振り返る。ACL決勝に向けた意気込みも!

2023年04月24日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「良い結果を持ち帰れるよう、良い準備をしたい」

J初ゴールでチームに勝点1をもたらしたリンセン。(C)SOCCER DIGES

[J1第9節]川崎1-1浦和/4月23日/等々力陸上競技場

 ようやく、決めた。

 浦和レッズは4月23日、敵地で行なわれたJ1第9節の川崎フロンターレ戦で1-1の引き分け。1点ビハインドで迎えた81分に、ブライアン・リンセンが価値ある同点弾をゲットした。

 17歳の早川隼平からパスを受けた荻原拓也が折り返したボールに、リンセンはタイミングよく反応。右足で確実に仕留めた。チームを敗戦から救う一発は、自身にとって待望のJ1初ゴールとなった。

 母国オランダで7度の二桁得点をマークしたキャリアを持つ33歳FWは、昨年6月に加入したが、故障もあり3試合の出場にとどまっていた。

 今季は開幕から2戦はスタメンだったが、以降はベンチスタートが続く。ルヴァンカップのグループステージ第2節・清水エスパルス戦(1-1)で移籍後初得点を決めたが、リーグ戦では直近の2試合はメンバー外だった。

 そのなかで迎えた川崎戦では、73分にトップ下として投入される。その後、1トップにポジションチェンジした直後の81分に右足弾。限られた出場時間ながら、鋭い得点感覚を発揮した。
 
 試合後に取材に応じたリンセンは、リーグ戦初得点を冷静に振り返った。

「オギ(荻原)から素晴らしいボールが来た。良いスピード、良いタイミングで自分の足もとに入ってきたので、そこまで難しいゴールではなかった」

 また、オランダのフェイエノールト時代にPSV戦で同じようなゴールを決めた記憶があるとして、「その時の感触が残っていた」と明かした。

「チャンスをしっかり得点できたのは良かった」と安堵するリンセンは、「もっとチャンスが必要だと思う。今年、試合に出ている間、大きなチャンスが少なかったので」と課題にも言及した。

 次戦はACLの決勝第1レグ、サウジアラビアのアル・ヒラルとの大一番を迎える。リンセンは、「良い結果を持ち帰れるよう、良い準備をしたい」と意気込んだ。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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