［J１第９節］川崎１－１浦和／４月23日／等々力陸上競技場

　大一番に向けて、自信を見せた。

　浦和レッズは４月23日に行なわれたJ１第９節の川崎フロンターレ戦で、１－１のドロー決着。48分に脇坂泰斗に先制点を決められたが、81分にブライアン・リンセンが同点弾をゲットし、勝点１を獲得した。

　試合後に取材に応じたマチェイ・スコルジャ監督は「難しい相手との難しい試合だった」と語る一方、「前半は焦れずにボールをキープできたのは良かった。ゲームをコントロールする時間が長かった」と振り返った。

　後半早々に失点してしまったが、映像で未確認だとしつつ、「相手にスペースを与えてしまった」と悔やむ。「ペナルティエリア内では相手をコントロールしないといけない」と反省した。
 

　次戦は、いよいよACLの決勝戦、サウジアラビアのアル・ヒラルとの大勝負となる。「浦和に来た初日から決勝を意識してきた」と語る指揮官は、「沖縄キャンプが始まった頃から、全員がハードワークしてきた。このチームはこのタイトルに向けて、しっかりと戦うことができると信じている」と自信を口にする。

　川崎戦の終了直後には、浦和のゴール裏観客席から大きな声援が巻き起こった。この応援についてスコルジャ監督は「いかなる状況でも、ホームでもアウェーでも、必ずチームにプラスになる応援をしてくれる。素晴らしい。チーム全体で感謝している」と喜んだ。

　2017年以来のACL制覇を目ざす浦和。決勝の第１レグは日本時間30日に敵地で、第２レグは５月６日に埼玉スタジアム2002で行なわれる。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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