現地時間４月20日に開催されたヨーロッパリーグ（EL）準々決勝の第２レグで、ラ・リーガ13位のセビージャと、プレミアリーグ３位のマンチェスター・ユナイテッドが、前者のホームで激突した。

　第１レグは２－２のドローに終わったなか、第２レグではセビージャが開始８分でスコアを動かす。ゴール前でユナイテッドの主将マグワイアを３人で囲み、ボールをかっさらうと、最後はカタール・ワールドカップでも大活躍したモロッコ代表のエン＝ネシリが押し込んだ。

　追いかけるユナイテッドは23分、アントニーのシュートのこぼれ球にワン・ビサカがペナルティエリア右で反応。ダイレクトで右足を振り抜くも、インパクトを欠いたシュートはGKボノの正面に飛ぶ。

　セビージャは40分、アクーニャの折り返しからオカンポスがネットを揺らし、追加点かと思われたが、オフサイドで得点は取り消しとなる。
 

　状況を打開したいユナイテッドは、ハーフタイムに２枚替えを敢行。負傷明けでベンチスタートとなっていたエースのラッシュフォードと、ショーを投入する。

　ただ、次の１点を奪ったのもサポーターの大声援を受けるホームチームだった。47分にラキティッチが鋭いCKを送り込むと、今冬にノッティンガム・フォレスト（保有元はレンヌ）から期限付きで加入したバデが叩き込んだ。

　より厳しい状況となったアウェーチームは必死の反撃も、思うようにチャンスを作れず。72分にエリクセンがゴール前のFKから狙った一撃も枠の左に外れる。

　その後、セビージャは81分にエン＝ネシリが、相手守護神デ・ヘアのまずい対応をつき、ダメ押し点をゲット。

　このまま３－０の完勝でタイムアップを迎え、２戦合計５－２で、セビージャが優勝した2019-20シーズン以来のEL４強入りを果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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