「このままでは来季も過ちを犯す」チェルシー最年長T・シウバ、戦略見直しを要求!悲壮感も「CL最後の試合になったかも」

2023年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「契約はあと1年。キャリアは終わりに近づいている」

悪循環を抜け出せない現状について、苦々しく語ったT・シウバ。(C)Getty Images

 現地時間4月18日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2レグで、チェルシーはレアル・マドリーとホームで対戦。第1レグに続いて0-2で敗れ、2戦合計0-4で敗退となった。

 今季のスタートダッシュに失敗した2年前の欧州王者は、早々にトーマス・トゥヘルを切り、ブライトンからグラアム・ポッターを引き抜くも、復調の兆しは全く見えず。ついには今月2日にシーズン2度目の監督交代に踏み切り、レジェンドOBのフランク・ランパードを今季終了までの期限付きで再招聘したが、マドリー戦の敗北で新体制4試合で4敗となった。

 かつてランパードとスタンフォード・ブリッジで共闘したジョー・コールや、マドリーOBのマイケル・オーウェンが、過剰戦力を槍玉に挙げるなか、選手サイドもこの問題に言及した。英メディア『talkSPORT』によれば、チーム最年長38歳のチアゴ・シウバが、マドリー戦後にこう語ったのだ。

「全員がプレーできるわけではないので、常に誰かが動揺することになる。監督は30人ほどの選手から11人しか選べないのだから、それは大変なことだよ。何人かはメンバーにさえ入れない。我々は1月に8人の選手を獲得したが、一度立ち止まって戦略を練る必要がある。そうでなければ、次のシーズンも同じ過ちを犯す羽目になりかねない」
 
 そのうえで、過熱する監督批判に警鐘を鳴らす。「みんな、監督交代を過剰に語りすぎる。選手である僕らも責任を持たなければならない」と思いを伝えた。

「今シーズンは(ランパード就任まで暫定的に指揮を執った)ブルーノ(・サルトール)を合わせ、4人の監督を迎えたけど、勝利できなかった。今日も負けたし、ランパード体制になってからも勝てずにいる。みんな監督について話しているが、我々は何が間違っているかを見て、変えようとしなければならない」

 T・シウバは最後に自身の引き際に触れ、「とても難しいシーズンだし、個人的にもフラストレーションの溜まるシーズンだ。チャンピオンズリーグは僕にとって最後の試合になったかもしれない。契約はあと1年しか残っていないし、キャリアは終わりに近づいている。とても悲しい日だ」と悲壮感を漂わせながらも、何とかポジティブな言葉で締めた。

「でも、シーズン終了まで、できるだけ多くの試合に勝てるよう、努力を続けなければならないと思っている」

 今季の残りはプレミアリーグ7試合。現在の11位から1つでも順位を上げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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