就任後4戦4敗…絶不調続くも、栄光時代知るランパード監督は強気「チェルシーは復活する」「足りなかったのはゴールだけ」

2023年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

7戦未勝利、6試合でわずか1ゴール

今季終了までの期限付きで古巣チェルシーの監督に再就任したランパード。愛するクラブをあるべき姿に戻せるか。(C)Getty Images

 現地時間4月18日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2レグで、チェルシーはレアル・マドリーと本拠地スタンフォード・ブリッジで対戦。第1レグを0-2で落としていたなか、今回も0-2で敗れ、2戦合計0-4で敗退となった。

 前半からペースを握ったのは、チェルシーだった。しかし、マルク・ククレジャが絶好機を逃すなど、直近5試合でわずか1ゴールと深刻な決定力不足がこの日も浮き彫りに。結局、何枚も上手の王者に後半に2発を叩き込まれ、完敗。7試合未勝利、レジェンドOBフランク・ランパードを指揮官に再招聘してから4戦4敗となった。

 それでもランパード監督は、必死にポジティブな部分を見出す。クラブ公式サイトによれば、試合後に「60分間は本当に良いプレーができた」と口にした。

「本来負けた時にあまりパフォーマンスを褒めたりはしないけど、我々が今いる場所と、これまでいた場所を考えれば、確かにポジティブな部分はあった。エネルギー溢れたプレーで組織的にマドリー相手に何度も問題を起こした。足りなかったのはゴールだけだ。期待した通りの内容だったし、60分の間に1ゴールか2ゴールが決まっていれば、流れは変わっていただろう。相手はしっかりとゴールを決めた。結果は見ての通りだ」
【動画】アラン・シアラーも驚嘆!チェルシー守備陣をズタズタにした三笘のキレキレ2人抜きドリブル
 今後に向けては、「今夜はワールドクラスの相手と対戦し、60分ほどは自分たちの方が有利だった。その水準を落とさないことが重要だ。それがチームに伝えるべき1つのメッセージだ」と主張。プレミアリーグ11位に沈む現状からの巻き返しを誓った。

「ここに来て2週間が経った。このクラブのために、自分のクラブのためにベストを尽くしたいと強く思っている。足をすくわれたりはしない。チェルシーは多くの成功を収めてきたのだから、人々は今シーズンに関して色々言うだろう。

 このクラブは復活する。トレーニングとプロセスが必要だけどね。ファンは今日のパフォーマンスを高く評価してくれた。それに応える形で、シーズン終了まで結果やパフォーマンスを求め続け、来シーズンを迎える必要がある」

 3度のプレミアリーグ優勝に加え、クラブ史上初のCL制覇の立役者ともなり、黄金時代を駆け抜けたスーパーレジェンドは、残り約1か月で名門を立て直せるか。少なくとも本人の意欲は十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】ベッカム、ロナウド、スナイデル…豪華な面々が勢揃い!カタールを訪れた各国の歴代レジェンドを一挙紹介

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!

【PHOTO】まさにスタジアムの華! ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら"WAGs"を一挙紹介!

次ページ【動画】三笘、チェルシー相手にキレキレ!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事