選手獲得に大枚をはたきながら精彩を欠く古巣をOBが糾弾した。

　現地４月18日に行なわれたチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝の第２レグで、チェルシーは王者レアル・マドリーとホームで対戦。敵地での第１レグに続いて０－２で敗れ、２試合合計０－４で敗退が決定した。

　前半からペースを握りながら、アディショナルタイムにマルク・ククレジャが絶好機を逃すなどゴールを奪えずにいると、後半にロドリゴの２ゴールで失点。試合巧者のマドリーにしてやられた格好だ。

　これで解任したグレアム・ポッターの後任として、今シーズン終了まで指揮を執ることになったフランク・ランパード監督体制になって公式戦４戦４敗。プレミアリーグでは11位に沈んでいるため、優勝の可能性がなくなったCLの来季出場は絶望的となった。

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　そんな古巣を、OBの元イングランド代表MFジョー・コール氏は、解説を務めた『BT Sports』で次のように批判した。

「ポジションを狙ってプレーしている選手もいるかもしれないが、（来シーズンの監督が）決まっていないため、このシーズンが何をもたらすかを理解するのは難しい。チームに30人の選手がいるというのはバカげている。なぜなら、彼らの多くは先発すると思っているからだ。どうやって選手たちをやる気にさせるつもりだ？」

　大型補強で戦力がだぶつき、出られない選手はフラストレーションが溜まる。ランパードにアピールしたところで、来シーズンの指揮官ではない。そんな状況ではモチベーションを上がらないと、コール氏は見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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