「深くお詫び申し上げます」名古屋がホームゲームでの火災予防条例違反を発表。客席内の避難通路を立見席として販売

2023年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

京都戦、FC東京戦で大旗を用いての応援容認エリアに

名古屋が条例違反を謝罪した。

 名古屋グランパスは4月17日、本拠地の豊田スタジアムで行なわれた試合で使用した立見席の一部について、豊田市火災予防条例への違反が判明したと発表した。

 違反していたのは、J1第2節の京都サンガF.C.戦と第5節のFC東京戦で大旗を用いての応援容認エリアとされたSスタンド2F前段ブロック後方の立ち見席(33列目後方の通路)。「豊田市火災予防条例 第50条第2号」で「客席内の避難通路に客を収容しないこと」とされていたが、立見席として販売されていた。

 名古屋は、立見席設置に至った経緯を、「Sスタンド2F前段ブロックは、大旗使用ができ、かつ横断幕掲出もできる2Fホームエリアとの緩衝帯として計画しており、緩衝帯を構成する柵の強度を上げる目的で、33列目の後方にて柵を施工し、33列目の後方通路を大旗も使用できる立ち見席とした」と説明している。
 
 また、違反発覚の経緯については、以下のようにしている。

「豊田スタジアムSスタンドの運用変更に伴い、名古屋グランパスでは、観客席や試合運営ルール全体の再チェックを実施したところ、Sスタンド3F前段ブロック33列目後方の通路立ち見席が豊田市火災予防条例に抵触する可能性のあることを確認し、4/13(木)に豊田市消防本部に対して立ち見席の運用等詳細をご報告いたしました。

 その結果、避難通路上での立ち見席の設置が条例違反となるご見解をいただき、クラブに対し再発防止のご指導を賜りました。なお、これら一連の経緯につきましては、4/14(金)にJリーグへご報告させていただいております」

 今回の件について、名古屋は「該当エリアでご観戦いただいた方を含む京都サンガF.C.のファン・サポーターの皆さま、FC東京のファン・サポーターの皆さまには、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「クラブとしましては、今後決して同様の事案を引き起こさないよう、関係各所との連携を緊密に行いながら、今後の試合運営にあたってまいります」とのコメントをリリースしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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