ノーPK判定巡りミラン&ボローニャの監督が対立!「2つのPKがあった」「絶対違う。ペナルティならサッカーじゃない」

2023年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「足にいっていた。残念だよ」

試合前は友好的なモッタ(左)、ピオーリ(右)の両指揮官だったが…。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグでは準決勝に近づいている。だが、来季も欧州最高峰の舞台に立てるかはまだ分からない。それだけに、主力を温存したとはいえ、2ポイントを落としたのは痛手だ。

 4月15日のセリエA第30節、ミランは敵地でボローニャと1-1で引き分けた。開始早々に失点すると、前半終盤に追いつくも、逆転には至らず。2試合続けてのドローに終わっている。

 欧州ベスト4を懸けたナポリとの大一番を前に、ミランのステーファノ・ピオーリ監督は主力を温存だ。だが、ベンチスタートの一部レギュラー陣を投入しても3ポイントを得るには至っていない。

 試合後、指揮官は判定への不満を口にした。前半にアンテ・レビッチがアダマ・スマオロに踏まれて倒された場面と、終了間際にジョン・ルクミの腕にボールが当たった場面が、いずれもPKにならなかったことを批判している。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、ピオーリは「すべて見直したが、2つのPKがあった」と述べた。

「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)をチャレンジ制? もしもそれがあれば、チャレンジしていただろう。特に前半の場面はね。レビッチは相手よりうまく優位をつくった。相手はボールにいかなかっただけじゃなく、足にいっていた。残念だよ」
 
 しかし、ボローニャのチアゴ・モッタ監督は「2つとも絶対PKじゃない」と、真っ向から反対している。

「ルクミは身体のバランスを保つためにどうしようもなかった。スマオロ? あれがPKならやめてしまおう。サッカーじゃないからだ。主審は良いレフェリングをしたよ」

 いずれにしても、試合は終わった。ピオーリが言うように、ミランは「前進しなければならない」。ナポリ戦はわずか3日後だからだ。この日のフラストレーションは、18日のビッグマッチに影響するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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