「選手たちにもう一度伝えたい」好機逸して湘南と痛恨ドローも、横浜指揮官は確信「やってきたサッカーは間違いない」

2023年04月16日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「チャンスを作るシーンもたくさんあった」

試合後の会見で選手たちを称えたマスカット監督。(C)SOCCER DIGEST

[J1第8節]湘南1-1横浜/4月15日/レモンガススタジアム平塚
 
 横浜F・マリノスは4月15日、J1第8節で湘南ベルマーレと対戦。65分にアンデルソン・ロペスのゴールで先制するも、81分に失点し、1-1のドローで終わった。
 
「終わったばかりで何とも言えない気持ちですが、勝点2を失った」
 
 試合後にケヴィン・マスカット監督がこう口にしたように、悔しさの残る試合となった。それもそのはず。ハイプレスで湘南に押し込まれる時間が続いた前半も、30分には水沼宏太のシュートが相手ゴールのポストを叩き、37分にはA・ロペスが、その3分後にはエウベルが相手GKとの1対1を迎えたが、ゴールネットを揺らせなかった。
 
 さらに63分には、エウベルが左サイドから上げたクロスに水沼が合わせられず。ゴールを奪うチャンスは何度もあったが、決め切れなかった。ポジティブな見方をすれば、敵地で勝点1を取ったとも言えるが、こうしたチャンスをしっかりモノにできていれば、終盤の失点があっても勝点3が掴めただろう。
 
 それでも指揮官は、「自分たちが(ゲームを)コントロールしたうえで、チャンスを作るシーンもたくさんあった」と語り、GK一森純から、あるいはCBの畠中槙之輔や角田涼太朗から中盤、前線へと繋ぎ、チームの全員が連動して攻撃を仕掛けられた点を評価。「ビルドアップはただ後ろから繋ぐだけではない。そこからどう攻撃に移るか。相手のゴールに向かっていくか。できた部分は多い」と手応えも掴んだようだ。
 
「(週明けの)月曜日の練習で振り返りのミーティングをした時に、ポジショニングだったり、やってきたサッカーは間違いないし、素晴らしいゴールだったと、選手たちにもう一度伝えたい」
 
 次節はアウェーでヴィッセル神戸と対戦する横浜。現在リーグ戦で首位に立つ相手だが、チームの全員が連動した攻撃で、次こそ勝利を掴みたい。
 
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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