【採点寸評|鹿島】為す術なく5失点。今季最低の出来に…[J1第8節 鹿島1-5神戸]

2023年04月15日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

パスミスも散見、カウンターも不発に

【警告】鹿島=昌子(60分) 神戸=初瀬(31分)、大迫(40分)、パトリッキ(87分)【退場】なし

 Jリーグは4月15日、J1第8節の9試合を各地で開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸が行なわれ、5-1で神戸が勝利した。
【PHOTO】鹿島の出場16選手&監督の採点・寸評。植田は失点場面で大迫をフリーに。優磨はやや空回り気味
 神戸は24分に大迫勇也のヘッド弾で先制すると、45+2分に武藤嘉紀が追加点をゲット。2点リードで迎えた後半、神戸は大迫のPKでリードを3点に広げる。

 劣勢の鹿島は61分、鈴木優磨のゴールで1点を返すも、反撃もここまで。神戸は72分に佐々木大樹、85分に武藤が加点。圧巻のゴールラッシュで完勝を収め、首位を堅持。敗れた鹿島は痛恨4連敗となった。
 
▼鹿島のチーム採点「4」
 選手個々は悪くない動きも見せていたが、チーム力に昇華できず。それぞれが空回りとなってしまった。

 今季取り組んでいるビルドアップは効果的に攻撃につながらず、パスミスも散見された。カウンターでも呼吸が合わず、素早い攻撃を仕掛けられなかった。球際では競り勝てていた場面が多かったが、相手のコンビネーションの前にその「球際」をなかなか作らせてもらえなった。

 先制を許したのも苦しかったが、1失点で終盤まで耐えきれないのが、不調の大きな要因ではないだろうか。選手個々の意識にズレが生じて終盤は為す術なく失点を重ねてしまった。樋口雄太のお膳立てから鈴木が巧みなシュートで奪った意地の1点がせめてもの救いか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。

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