アルビレックス新潟は４月15日、J１第８節でアビスパ福岡と対戦し、３－２の逆転勝利を飾った。
 
　新潟は前半に２失点したものの、後半開始直後の47分に伊藤涼太郎が直接FKを決めて１点差とする。そしてドラマはアディショナルタイムに待っていた。90＋３分にペナルティエリア手前中央での谷口海斗とのパス交換から、伊藤がグラウンダーのシュートを突き刺し、同点に追いつく。
 
　さらにその２分後、味方のクロスが相手DFにブロックされ、こぼれたボールに伊藤が反応。強烈な右足のシュートでネットを揺らし、劇的な逆転弾を挙げた。
 

　ハットトリックでチームを勝利に導いた伊藤は、試合後のフラッシュインタビューで以下のようにゲームを振り返った。

「いやもう嬉しいです。本当に。前半は自分たちは全然良くなくて、良さをすべて福岡さんに消されていたので、後半は絶対に逆転できると信じて、ハーフタイムにみんなで気持ちを切り替えてやった結果、逆転できてよかったです」

　３点目を決めた瞬間については、「正直、僕じゃなくてもいいから絶対に３点目を押し込むという気持ちで戦ったので、その結果、自分に転がってきて、本当に転がってきたボールに感謝したい」と語った。

　４試合ぶりの白星を飾った新潟は次節、23日にホームで鹿島アントラーズと対戦。伊藤は、「J１の舞台で勝点３をとるのが本当に大変なことだと自分たちは改めて痛感したので、この勝利を機にさらに勢いをつけてやっていきたいと」意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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