【チャンピオンズ・リーグGS最終節】アーセナル、敵地での直接対決を制し勝ち抜け &首位から一気にGS敗退のポルト… etc.

2015年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゼニトに土をつけた初出場のヘントはホームで勝ち抜け決める。

ジルー(一番下)の殊勲の3発により、最終節でようやくアーセナルは次ラウンド進出を決めた。 (C) Getty Images

 現地時間12月9日、チャンピオンズ・リーグ(CL)はグループステージ(GS)最終節の残り8試合が行なわれた。
 
 すでにバルセロナの首位通過が決定しているグループEは、ローマとレバークーゼンの2位争いに注目が集まったが、ローマはホームでBATEボリソフを攻めきれずに引き分け。レバークーゼンは勝てば勝ち抜けが決まったが、終盤に幾度か相手ゴールに迫るもあと1点が奪えず、直接対決の成績で上回るローマが2位の座を射止めた。
 
 グループFでは、首位通過決定済みのバイエルンが最終節でもロベルト・レバンドフスキの得点力が発揮され、敵地でディナモ・ザグレブを零封している。
 
 このグループも注目は2位争いだったが、前回対決を落とし、しかも今回はアウェーマッチという不利な状況にあったアーセナルが、オリビエ・ジルーのハットトリックでオリンピアコスを3-0で下し、最終節で2位に滑り込んだ。
 
 大きく順位が入れ替わったのはグループG。前節まで首位だったポルトはチェルシーに0-2で敗れ、首位の座を明け渡す。さらにディナモ・キエフがマッカビ・テルアビブを下したため、3位にまで転落し、ポルトはGS敗退を喫してしまった。
 
 M・テルアビブはすでに最下位が決していたが、ついに最終節でも勝点を奪えず。今シーズンでは唯一の全敗チームとなった。
 
 最後にグループHでは、ここまで全勝を続けてきたゼニト・サンクトペテルブルクがようやく初黒星を喫した。彼らに土をつけたのはCL初出場のヘント。ホームのサポーターの前で、2位での次ラウンド進出という偉業を成し遂げてみせた。
 
 これでノックアウトステージに進む16チーム、およびヨーロッパリーグのラウンド32に編入する8チームが決まった。CL・ラウンド16の組み合わせ抽選会は、現地時間12月14日、スイスのニヨンで行なわれる予定である。
 
◇グループE
レバークーゼン 1-バルセロナ
得点:レ=エルナンデス(23分) バ=メッシ(20分)
 
ローマ 0-0 BATEボリソフ
 
順位
1位 バルセロナ 勝点14
2位 ローマ 勝点6
3位 レバークーゼン 勝点6
4位 BATE 勝点5
 
◇グループF
ディナモ・ザグレブ 0-バイエルン
得点:レバンドフスキ(61分・64分)
 
オリンピアコス 0-アーセナル
得点:ジルー(29分・49分・67分)
 
順位
1位 バイエルン 勝点15
2位 アーセナル 勝点9
3位 オリンピアコス 勝点9
4位 D・ザグレブ 勝点3
 
◇グループG
ディナモ・キエフ 1-マッカビ・テルアビブ
得点:ガルマシュ(16分)
 
チェルシー 2-ポルト
得点:オウンゴール(12分)、ウィリアン(52分)
 
順位
1位 チェルシー 勝点13
2位 D・キエフ 勝点11
3位 ポルト 勝点10
4位 M・テルアビブ 勝点0
 
◇グループH
バレンシア 0-リヨン
得点:コルネ(37分)、ラカゼット(76分)
 
ヘント 2-ゼニト・サンクトペテルブルク
得点:ヘ=ドゥポワトル(18分)、ミリチェビッチ(78分) ゼ=ジューバ(65分)
 
順位
1位 ゼニト 勝点15
2位 ヘント 勝点10
3位 バレンシア 勝点6
4位 リヨン 勝点4
 
◎GS突破チーム(グループ)
レアル・マドリー(A)
パリ・サンジェルマン(A)
ヴォルフスブルク(B)
PSV(B)
アトレティコ・マドリー(C)
ベンフィカ(C)
マンチェスター・シティ(D)
ユベントス(D)
バルセロナ(E)
ローマ(E)
バイエルン(F)
アーセナル(F)
チェルシー(G)
ディナモ・キエフ(G)
ゼニト(H)
ヘント(H)
 
◎ヨーロッパリーグ出場チーム
シャフタール・ドネツク
マンチェスター・ユナイテッド
ガラタサライ
セビージャ
レバークーゼン
オリンピアコス
ポルト
バレンシア
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