現地時間４月12日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝の第１レグで、連覇の懸かるレアル・マドリーと、レジェンドOBランパードが監督に再就任した２年前の王者チェルシーが、前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで激突した。

　公式戦３連勝の後、４戦未勝利のチェルシーは開始２分、ジョアン・フェリックスが速攻から一気に抜け出し、ペナルティエリア内でシュートを放つも、GKクルトワに阻まれる。

　立ち上がりから主導権を握るマドリーは、21分にヴィニシウスのワンタッチでのフィニッシュをGKケパがかき出したところを、すかさずベンゼマが押し込み、自慢の２枚看板で幸先よく先制点を奪う。

　さらに44分には、ハーフウェイライン付近でボールを奪ったバルベルデが持ち上がり、エリア手前で右足を振り抜くも、ケパの正面に飛ぶ。
 

　１―０で折り返すと、50分にもヴィニシウスの突破からチャンスメイク。最後はベンゼマのパスをエリア左で受けたモドリッチが、右足で狙いすましたシュートを放つが、惜しくもクロスバーの上を越える。このシーンでは、アンチェロッティ監督も思わず天を見上げる。

　迎えた59分には、チルウェルがバルベルデの縦パスで抜け出したロドリゴを倒し、決定機阻止で一発退場に。１点ビハインドのチェルシーはより厳しい状況となる。

　その後、数的優位となったホームチームがやはり攻め込むなか、74分にショートコーナーから、ヴィニシウスのアシストで途中出場のアセンシオが左足で叩き込み、リードを広げる。

　１点でも返したいアウェーチームは、２失点目の直後にカンテとチアゴ・シウバを下げ、ギャラガーとマウントを投入。打開を試みるも、結局４試合連続でノーゴールに終わった。

　昨シーズン王者マドリーが２－０で快勝を収め、４強入りへ前進した。第２レグは18日、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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