現地時間４月11日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝の第１レグで、マンチェスター・シティとバイエルン・ミュンヘンが、前者の本拠地エティハドで激突した。

　悲願のCL制覇を目ざすシティは開始５分、デ・ブライネからパスを受けたハーランドが、ペナルティエリア内で鋭く左足を振り抜くも、クロスバーの上に外れる。

　トゥヘル新監督が率いるバイエルンは、11分にファーストシュート。デイビスがエリア手前から得意の左足で狙うも、枠の右に外れる。

　互いに攻め合うなか、大注目のビッグマッチは27分に動く。ロドリが利き足とは逆の左足で芸術的なミドルシュートを叩き込み、シティが先手を取った。公式戦46試合中、チーム最多の43試合に出場している26歳のスペイン代表MFは、待望のCL初ゴールとなった。

　勢いに乗ったイングランド王者は、34分にセカンドボールにエリア内で反応したギュンドアンが左足でシュート。しかし、GKゾマーに超がつくビッグセーブで防がれ、決定機を逃す。
 

　このまま折り返すと、後半開始直後の48分に追いかけるドイツ王者にビッグチャンスが到来。古巣対戦となったザネがするすると持ち上がり、エリアの端で左足を振り抜くが、GKエデルソンの好守に遭う。ザネは54分のシュートもブラジル代表守護神に阻まれる。

　68分にはシティが動き、アルバレスを投入。足を気にする素振りを見せたデ・ブライネをベンチに下げる。対してバイエルンは69分にムシアラに代え、マネを送り込む。

　すると直後の70分、シティがグリーリッシュのボール奪取からショートカウンターを発動。最後はハーランドの完璧なお膳立てからベルナウド・シウバがヘッドで押し込み、追加点を挙げる。

　止まらないホームチームはさらに77分、ストーンズの折り返しをハーランドが右足で流し込み、あっという間にリードを３点に広げる。絶好調の大エースは今大会トップの11点目となった。

　厳しい展開となったアウェーチームはその後、ベンチスタートとなっていた大黒柱のミュラーと、シティからレンタルで加入中のカンセロも投入。懸命に反撃を目ざすが、最後までゴールは奪えなかった。

　３－０でタイムアップを迎え、シティが準決勝進出へ大きく前進した。雌雄の決する第２レグは来週19日、舞台をバイエルンの本拠地に移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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