森保Jは選外も…旗手と古橋をセルティック地元メディアが年間MVP候補に選出!「対戦相手は悪夢」「試合に出ればゴールを保証」

2023年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「赤ん坊をキャッチできるかのようなファーストタッチ」

スコットランドで躍動する古橋(左)と旗手。(C)Getty Images

 セルティックは今週末のスコットランドリーグ第31節で、レンジャーズとのダービーマッチに臨む。2位の宿敵に9ポイント差をつけて首位に立つだけに、勝てば連覇にかなり近づく一戦だ。

 タイトル争いの決着も見え始めるなか、専門サイト『THE CELTIC STAR』は4月5日、年間最優秀選手にふさわしい「今シーズンのセルティックのスターたち」をピックアップ。キャメロン・カーター=ヴィッカーズやアーロン・ムーイ、カラム・マグレガーとともに、旗手怜央と古橋亨梧を取り上げた。

 同メディアは旗手について、「中盤の選手を選ぶとしたら、レオ・ハタテを見過ごすのは難しい。パスが通らなかったときの不満に耐え、30秒後に再びトライし、成功させる選手だ」と称賛している。

「ピッチを見渡すことができ、背中を向けていても全員を見ることができる。そして落ちてくる赤ん坊をキャッチできるかのようなファーストタッチを持つ。対戦する守備にとって悪夢に違いない。年間最優秀選手賞の発表で、同僚たちも同じように感じるのは確かだろう。彼は受賞確実に近い位置にいる。どのチームでプレーしても、サッカー選手というのは優れた選手を称賛するものだからだ」

 一方で、前田大然については「仕事ぶりは見ているだけでも疲れるほどで、速さはほぼ超人的」と評価。そのうえで「今季最高の攻撃選手と考えるには、ラストタッチを欠くことが多い」と続けた。

「本人が自覚しているようで、どんどん改善しているようであることは特筆しなければならない」
 
 セルティック攻撃陣の立役者を選ぶなら、ゴールを量産してきた古橋の存在は欠かせない。THE CELTIC STARも「攻撃陣の勝者はひとりしかいないというのが本当だ。キョウゴ・フルハシである」と賛辞を寄せている。

「キョウゴはMFにとって夢の選手なはずだ。前線からの守備の仕事ぶりはマエダも匹敵する。だが、オフ・ザ・ボールのランニングとチームメートが自分を見つけるための道筋をつくることに関して、(古橋は)エリートレベルで卓越している」

 同メディアは「攻撃のその他の選択肢は、より安定が必要だ。キョウゴについては同じことを言えない。彼が試合に出れば、ゴールはほとんど保証されている」と続けた。

「そして彼の無私無欲の走りは、相手守備の気もそらす。それがほかの選手たちにも公平な分け前となるのだ。トップクラスのストライカーだが、まさに良きチームメートであるために必要な謙虚さや無私の姿勢を持っている。ケガに見舞われた昨季、キョウゴは多くの期待を抱かせてくれた。そして今季はその期待に応えている」

 日本代表の3月シリーズには選出されなかったものの、古橋と旗手は以前から年間最優秀選手にふさわしいと評価されている。本人たちは昨季に続く連覇と国内3冠を達成することに集中しているだろう。だが、中村俊輔以来となる日本人選手のスコットランド年間最優秀選手受賞も期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「マジすごくない?」「無双してんな」宿敵とのリーグカップ決勝で決めた古橋の圧巻2ゴール

【PHOTO】ワールドクラスの美女サポーターずらり! スタジアムを華やかに彩る麗しきファン厳選ショット!

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!

次ページ【動画】リーグ杯決勝で古橋が奪った貴重な先制弾

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事