三笘薫の去就に影響も? R・マドリー、アンチェロッティの後任にアーセナル指揮官をリストアップと現地報道!

2023年04月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アーセナルはアルテタ退任に備え、後任を調査

R・マドリーが新指揮官候補としてリストアップするアルテタ。(C)Getty Images

 レアル・マドリーの監督人事が、日本の"エース"の去就に影響を及ぼすかもしれない。

 昨シーズン、R・マドリーを率いてラ・リーガとチャンピオンズリーグの「2冠」に導いたカルロ・アンチェロッティ。R・マドリーとの契約は24年6月末まで残っているが、ブラジル代表からの監督就任オファーが報じられるなど、今シーズン限りでの退任も噂されている。

 そんな中、4月2日に行なわれたラ・リーガ27節のバジャドリー戦前の会見で、アンチェロッティはブラジル代表からの関心に喜んだ一方、24年までの契約を全うする考えを明かした。

 それでも、R・マドリーのフロントはアンチェロッティが退任した場合に備え、新指揮官候補にアーセナルのミケル・アルテタ監督をリストアップしているようだ。スペインメディア『ムンド・デポルティボ』が報じている。
 

 19年12月からアーセナルの指揮を執るアルテタは、今シーズンのプレミアリーグで大きなサプライズを起こしているひとりだ。アーセナルは29試合終了時点で、2位マンチェスター・シティに8ポイント差を付けて首位に立ち(マンチェスター・Cは1試合未消化)、03-04シーズン以来19シーズンぶりのプレミア制覇が現実味を帯びている。
 

 そのアルテタの手腕をR・マドリーは高く評価し、アンチェロッティの後任として調査をしている模様。アルテタとアーセナルの契約は25年6月までとみられているが、世界屈指のビッグクラブである"白い巨人"からの関心に、アーセナル首脳陣も戦々恐々。こちらも後任候補をリストアップしているようだ。

 記事で名前が挙がっているのは、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督だ。このイタリア人指揮官は昨年9月、チェルシーに引き抜かれたグレアム・ポッターの後を受け、ブライトンの監督に就任。途中就任ながらもチームをうまくマネジメントし、現在プレミアリーグで6位につけ、来シーズンの欧州カップ戦出場権争いを演じている。

 デ・ゼルビの進退は、日本代表MFの三笘薫の去就に影響を及ぼす可能性がある。三笘はカタール・ワールドカップの中断明け以降、公式戦18試合で8ゴール・6アシストと大活躍を見せていて、デ・ゼルビからの信頼も厚い。三笘には欧州中のビッグクラブから関心が寄せられていて、アーセナルもそのひとつだ。来シーズンのアーセナルをデ・ゼルビが率いることになった場合、ブライトンから三笘を引き抜く――そんなシナリオもあるかもしれない。

 いずれにしても、アンチェロッティが来シーズンもR・マドリーの監督を務めるかどうかが、今後を大きく左右しそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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