久保建英が所属するレアル・ソシエダは、現地４月２日に開催されたラ・リーガ第27節でビジャレアルと敵地で対戦し、０－２で敗れた。

　この試合で、元スペイン代表MFダビド・シルバとともに攻撃を牽引していた久保はスコアレスの状況で71分に交代。その後にチームは停滞し、失点を喫して敗れたため、この采配は物議を醸した。

　調子が下り坂のソシエダが、久保とシルバに依存しているのはもはや明らかだ。スペイン大手紙『Mundo Deportivo』も４月５日、日本代表MFについての記事を掲載し、次のように伝えている。

「ラ・レアルは、この危機を乗り越えて、土曜日のヘタフェ戦でポジティブな結果を得るために、クボの魔法と替えが利かない個性に身を委ねる。日本のストライカーは、マジシャンのシルバと共に、自信に欠けたチームを維持しようとする」

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　同紙は「（アレクサンダー・）セルロト、（ミケル・）メリーノ、ブライス（・メンデス）などのチームメイトがパフォーマンスを大幅に低下させている間、日本人は魔法と違いを作り出すことで旗振り役となり、アノエタを沸かせている」と続けている。

「彼の貢献は今シーズンの初めから不可欠であり、これは彼のキャリアの中で最高。レースでやや立ち往生している車を引っ張るには、さらに重要だ」

　記事は「クボのパフォーマンスは議論の余地がなく、ラ・レアルは特に彼の左足にすがりついている」と21歳を絶賛。１ゴール・１アシストのエスパニョール戦を「ほぼ完璧なパフォーマンス」、１得点のエルチェ戦は「ショーが開催され、フィールド上の彼の"兄弟"であるダビド・シルバの全盛期とほぼ同じレベルだった」と賛辞を続けている。

　現地でも"久保依存"が顕著だと認識されているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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