フランクフルトは、今季で契約満了となる鎌田大地がフリーで退団する見込みと認めた。欧州では、日本代表MFの新天地がどこになるのか注目が高まっている。

　以前から有力候補と言われていたのが、同じドイツの強豪ドルトムントだ。イングランド代表ジュード・ベリンガムが移籍した際の後釜として、鎌田の獲得を狙っていると言われてきた。

　一時はドルトムント内定の報道もあったが、一部では鎌田本人がドイツ国外のクラブへの移籍を望んでいるとも伝えられている。

『BULINEWS.COM』は４月４日、ドイツ衛星放送『Sky Germany』の報道として、直近でドルトムントと鎌田の間にコンタクトはなく、選手が「スペイン移籍を望んでいる」と報じた。候補としてバルセロナ、アトレティコ・マドリーの名前が挙げられている。

　一方、イタリアでは以前から噂されているローマの名前が再び浮上した。移籍情報サイト『calciomercato.com』が同日、レアル・マドリーのダニ・セバジョスとともに、鎌田がローマのターゲットになっていると報じた。
 

　同メディアは、ローマが「代表クラスでフリー獲得可能な選手」を補強目標にしていると報道。鎌田は年俸がローマに支払える額なのに加え、「日本ツアーでの直近の商業取引からも分かるように、ビジネス面でのポテンシャルもある」と伝えている。

　ただ、その『calciomercato.com』は、争奪戦を「ドルトムントが大きくリードしている」とも報じた。つまり、鎌田の去就を巡る状況は混とんとしているということだ。

　日本を飛び出してドイツに渡り、ベルギーでの１シーズンを経て、まもなく６年が経つ。夏に27歳の誕生日を迎える鎌田にとって、次の契約はキャリアにおいて最も重要なものになるかもしれない。自身が最善と考える道に進み、さらに飛躍できることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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