U-20ワールドカップには「めっちゃ行きたい」。徳島FW千葉寛汰が関東大学選抜とのTMで2得点と猛アピール!

2023年04月04日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「もちろん代表は意識していますし、メンバー入りを目ざしています」

関東大学選抜とのトレーニングマッチで、高いテクニックと得点力を示した千葉。写真:梅月智史

 U-20日本代表候補は4月4日、高円宮記念JFA夢フィールドで関東大学選抜とトレーニングマッチを実施。前半に2点を取るも、防戦一方となった後半に追いつかれ、ドローに終わった。
 
 45分ハーフで行なわれた一戦で、U-20代表候補メンバーの中で最もアピールに成功したのは、1トップに入った千葉寛汰(徳島ヴォルティス)だろう。
 
 23分には、「良いポジショニングを意識していた」と相手ゴール前でフリーになり、右サイドの松村晃助(法政大)からのクロスを頭で合わせて先制点を奪った。そして40分にも、自身が倒されて獲得したFKの流れから、低い弾道の強烈なミドルシュートを叩き込んだ。
 
「前半は自分たちのやりたいサッカーができましたし、個人的にも2点取れたので、満足です」
 
 試合では、相手に身体をぶつけられたり、複数人に囲まれてもボールを失わないキープ力を披露し、一瞬の隙を見逃さず相手DFの背後を突く抜け出しも光った。
 
 冨樫剛一監督は「大事なのは、何を見せてくれるか」と口にしていたが、千葉は高いテクニックや得点力を十分に示したと言えるだろう。
 
 一方、今季はこれまで徳島で4試合・0得点、出場時間も58分と、控えに甘んじている現状がある。千葉も、「もちろん代表は意識していますし、メンバー入りを目ざしていますけど、ここで結果を出してもチームでダメだったら呼ばれないので、まずは徳島でスタメンを目ざしたい」と力を込める。
 
 3月のU-20アジアカップはメンバー外だったが、5月20日に開幕するU-20ワールドカップには「めっちゃ行きたい」と想いを語った千葉。本大会までの「自分にとって大事な約1か月」で、どんなプレーを見せられるか、注目だ。
 
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
 
【PHOTO】U-20日本代表候補と関東大学選抜のトレーニングマッチを特集!

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事