「生理の不安がある女性にとって素晴らしいこと」NZ女子代表が新ユニを歓迎「よりパフォーマンスに集中できる」

2023年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「女性の健康に対する認識と感謝を示すことになる」

NZ女子代表が新ユニを発表した。(C)Getty Images

 ニュージーランド(NZ)サッカー協会は4月3日、今夏の女子ワールドカップに先立ち、NZ女子代表の新ユニホームを発表した。

 1つは、白のシャツに、ティールブルーのパンツの組み合わせで、ファーンズ(NZ女子代表の愛称)が白のパンツを着用しないのは初めての試みに。これは、世界的に女性アスリートが白いパンツを着用しないようになったことに伴うものだという。

 もう1つは、上下ブラックで、スプレーペイントの技法によるシルバーファーン柄の印象的なデザインとなっている。

 ファーンズの一員であるハンナ・ウィルキンソンは、パンツのカラーが変わったことは選手たちに歓迎されていると明かす。「新しいジャージ、すごくいいわ」とコメントし、次のように続ける。
【画像】ニュージーランド女子代表が新ユニを発表!
「ジャージに色がついていることも、とても気に入っているの。白いショーツでないのは、生理の不安がある女性にとって素晴らしいこと。サッカー選手だけでなく、女性アスリートにとって、生理の不安は常に抱えているもの。結局のところ、私たちがよりパフォーマンスに集中できるようになり、女性の健康に対する認識と感謝を示すことになる」

 この新ユニホームの誕生は、大会に向けチームにとって重要なマイルストーンになったと、NZサッカーの最高責任者、アンドリュー・プラグネルは強調する。

「ニュージーランドフットボールは、組織として、白いパンツからの脱却を心から支持しています。このキットは、アオテアロア(ニュージーランドのマオリ語の名称)のスポーツの伝統に敬意を表し、白シャツはサッカーの伝統で特別な位置を占めており、黒シャツはニュージーランドのスポーツの代名詞です」

 新ユニホームは4月末に行なわれるアイスランド戦とナイジェリア戦で初お披露目となる予定だ。オーストラリアとニュージーランドで共催となる女子ワールドカップは7月20日に開幕。日本女子代表はグループステージでスペイン、コスタリカ、ザンビアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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